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この笑顔を忘れない

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あの笑顔が忘れられない




船の完成を祝い盛大な宴から一夜明けた。
今日は麦わらの一味の船出の日。

まだクルー達は寝ている。
だが、一人キッチンで働く男の姿があった。


そして朝日が昇り、
完成してから初めての朝日が船を包み込んだ。

男部屋で目を覚ましたチョッパーは隣に居たはずの人物が居ないことに気づき飛び起きた。

「サンジが居ないっ!!!!」

布団を投げ捨て、廊下を走り甲板に飛び出る。

「サンジサンジサンジサンジーーーー!!!」

芝生で寝ていたルフィやゾロがその叫び声に驚き目を覚ます。

「チョッパーうっせぇなぁどうした?」

「ルッルフィ、サンジが居ないんだ!!!!」

チョッパーのあまりにも必死な声にルフィとゾロも真剣な顔になる。

「台所は覗いたか?」

「いっいや、まだだ!!」

「まずはそこ探すぞ。」

「いや待て、」

「なんだルフィ。」

「うまそうなニオイがするぞ。」


「・・・・本当だ。」


3人がホッとした所でダイニングからサンジが出てきた。

「・・・・サンジ!!!良かった。」

「サンジーーー!!! メシ出来たのか!!!」

「おう。」

「よしっ食うぞーーーー!!!」

「だーめだ。」

「オイなんでだっ!!!!」

「ウソップが来たらな。」

「・・・・そうか。」

「アイツはもうクルーじゃねぇだろ。」

「ゾロ…」


確かにウソップは船を下りた。
麦わらのクルーじゃなくなった。
だが、サンジはウソップが戻ると信じていた。
この一味にはウソップが必要だと感じていた。

作品名:この笑顔を忘れない 作家名:おこた