二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第7部

INDEX|7ページ/9ページ|

次のページ前のページ
 

037話 二人の力と生きる事と繋がりの指輪




「え…っ?」

(左 翔太郎って…、あの『仮面ライダーW』の探偵さん!?)


映司が今、手に抱えている はやて と同年代ぐらいの男の子は紛れもなく、仮面ライダーWの一人である「左 翔太郎」である。
偶然の再開に映司はただ驚くばかりであった。


(言われてみれば少し面影があるかも…。って!そんなことより!!)

「君!?車椅子に乗った君と同年代ぐらいの女の子を見なかった!?」

「車椅子……っ!!そうだ!はやて!!」


翔太郎は映司から離れ、足元に落ちていたパイプの棒を拾い、目の前のシャッターをなんども叩き始めた。


「お兄ちゃん!このシャッターの奥に はやて がいるんだ!!」

「なんだって!?」


「くそッ!まってろ、はやて!!今助けてやるからな!!」




翔太郎はなんどもなんども叩いた!

…しかしシャッターは防火用の為非常に硬く、へこむだけで一向に壊れる気配はない。


「くそ!…なんでだよ…なんで壊れないんだよ!!」


次第に翔太郎に力がなくなっていく。



…身体に力が入らない…。

…目が霞んでいく…。

















俺一人の力じゃ、ダメなのか?












目の前にいるのに、なんで手が届かないんだ?














「…う…うぅ…」

「…翔太郎くん?」



翔太郎は泣いていた。

涙や鼻水を垂らしながらずっとシャッターを叩きながら…。







「届かねぇ…届かねぇよ…なんで……なんで助けようとしているのに…なんで俺の手が届かねぇんだよぉッ!!!!」






























「大丈夫だよ、翔太郎くん」



「え…?」






映司はがれきを持ち、同じくシャッターを叩き始めた。







「『一人』じゃ届かなくても…『二人』だったら大丈夫!人間って大切なものを助けるときって、とてつもない力を出すことができるんだ。…でもその力にも限界がある。だから人って助け合って生きていく生き物なんだ!だから、まだ諦めちゃだめだよ、翔太郎くん!!」




「『一人』じゃなくて…『二人』なら…?」





「うん!『ライダーは助け合い』でしょ!?」












ライ…ダー…?














「…そうだよな、まだ諦めるのは早いよな!!」







その瞬間、翔太郎に力が戻った!!
二人は休むことなく、なんども叩き続けた!!






そして…


















バキッ!










「あ…」

「や、やったよ!翔太郎くん!!」









翔太郎が叩いていたところにほんの少しだけ風穴があいた。

まぎれもない、希望の穴だった。







「や、やった…、よし、まって…ろ…はや………て………」




「…っ!翔太郎くん!!」






翔太郎はその瞬間、倒れてしまった。
映司は慌てて翔太郎を抱きかかえ、まだ火が来ていないところへと寝かせてあげた。







「大丈夫だよ、翔太郎くん。俺が翔太郎くんの変わりに はやてちゃんを助けるからね!」




映司は懐からオーズドライバーを出し、腰に巻きつけ、三枚の赤いコアメダルをセットした!


「翔太郎くんの努力は絶対無駄にしない!」


そしてオースキャナーを持ち、勢いよくベルトにスキャンする!!



「変身ッ!!」



『タカ!クジャク!コンドル!
タージャードル~ッ!』





映司はオーズへと変身し、シャッターの目の前に立った。



「タジャスピナーの火炎弾じゃ火事を強くするだけ…、だったら!!」


オーズはタジャスピナーにセルメダルを7枚セットし、オースキャナーでスキャンする!



『ギン!ギン!ギン!ギン!ギン!ギン!…ギガスキャンッ!!』


「はぁぁぁぁぁぁッ!せいやぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」



オーズの「セルカッター」は翔太郎があけた穴へと解き放たれ、次の瞬間、シャッターは粉々に粉砕された!


「はやてちゃぁぁん!…ッ!これって!!」


オーズは はやて が愛用している車椅子を発見した。
しかしそこには はやて はいない。


「ど、どこに……ッ!!はやてちゃん!?」



すぐ近くに地面にうつぶせになっている はやて を見つけた!
オーズは はやての元へと駆け寄り、優しく抱きかかえた。
しかし本人も翔太郎同様、煙を吸いすぎたのか虫の息であった。


「しっかりして!はやてちゃん!!」

「…え……映司さん?」

「よかった!意識はあるみたいだね!?はやくここから…『なんで…来たん…?』…え?」








「なんで……なんでこんな危険な場所に…たった一人で…来たんよ?」


オーズは言葉が出なかった。
はやて は目尻に涙を浮かべながらオーズに弱々しく話しかけた。



「映司さん…、私の為になんでそこまでするんや…?…私…もう長くないんよ……なのに…私のせいで映司さんに…もしものことあったら…どうするつもりで…」



















「はやてちゃん…、今の聞かなかったことにしてあげる」

「え…?」



はやて は驚いた。
映司のこんな声、聞いたことがない。


彼は自分に対して初めて怒っているのである。




「さっきから映司さんのためって…、はやてちゃん全然なんの為にもなってない…。それだけじゃない、シグナムさん達のことも裏切っている、全部台無しにしてる!!」

「え…映司…さん?」












「本当に人のためにって思っているなら、最後まで精一杯生きようよ!!努力しようよ!!俺はこんな はやてちゃんは嫌だよ!!はやてちゃんは…いつも笑っていて、料理が上手で、たまにイタズラして、そして…はやてちゃんの笑顔は俺たちの『希望の光』になっていて…!!だから、まだ諦めないでよ!!そのためだったら俺はいくらでも はやてちゃんの手を掴み続けるから!!!!」




オーズは はやての手を優しく握った。


「ほら…まだこんなに暖かい…」


「ほんまや…、映司さんの手…あったかい…」

















そやな…


まだ、私にも







生きる希望、あったんやな…。





















「ッ!?」

その瞬間、映司の後ろから大きな柱が倒れてきた!!


「映司さん!?」

「う、うそ!?」








これぐらいだったらすぐに壊せるけど…、今俺の両手には はやてちゃんがいる!








「く、くそぉぉッ!!!」


オーズは柱に背を向け、はやて をかばった。



「え、映司さぁぁぁん!!!!」

「………ッ!!!!」






















あれ…?




















「なぁにやってんだ?映司」




オーズが振り向くと、


そこにはヴォルケンリッターの4人が立っていた!








「どうしたんだ?柱が倒れてきて潰れるとでも思ってたのか?」