二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第8部

INDEX|7ページ/9ページ|

次のページ前のページ
 

040話 答えと本音と子供




あれから何時間たっただろうか。


太陽は沈み空には星空が輝いていた。





気温はほぼ0度近く、肌寒いなんてレベルではない。







そんな中、一つの街頭が照らすとある公園のベンチに、

一人の少女が、座っていた…。


















「…母さん…、
















『プレシア』…母さん……








私…どうしたらいいかな?」




















………











「ただいまぁ~!」


「あら、おかえり、なのは!」


「あ、お帰りなさい!なのはちゃん!」



自分の家に帰宅した なのは とフェレット状態のユーノの目の前にエプロンを装着した なのはの母、桃子と現在翠屋で働いている 火野 映司 が二人の帰宅を出迎えた。


「あれ、映司さん?どうして私の家に?」

(…ん?この人誰だろう)


「桃子さんがいつも働いているってお礼に、今日夕食をご馳走してくれるんだ!」

「でも映司さんったら、お客さんなのに『俺も手伝います!』って聞かないのよぉ」



ユーノは思念通話を開き、なのはに話しかけてきた。


(なのは、この人は?)

(えっと、この人は『火野 映司』さん!最近この海鳴に来た人なんだって!すごい優しい人だよ!!)



なのは とユーノはそのまま家に入り、自分の部屋へと向かった。
着いた瞬間、ユーノは人間の姿へと変身した。


「なのは、フェイトの様子は?」

「うん、相変わらず上の空なの…、でも大丈夫!!」


なのは は自信満々に自分の胸を叩いた。


「私とアリサちゃんと すずかちゃんに任せれば、フェイトちゃんの恋心もあっというまに解決!」

「う…うん…」

(本当にフェイトは恋なんてしているのかなぁ…)


もちろん なのは達は完全に勘違いしている。
実際フェイトはそんなことで悩んではいなかった。

…その前にアリサと すずか は なのは の事には何も突っ込まなったのだろうか…、

まぁ二人はペットとして飼っているフェレットが実は人間とも知らないのだが…。


そんな時、下から なのはの兄 恭也が夕食ができたと知らに来たので、ユーノはすぐにフェレット状態になり、二人は食卓へと向かった。






「それで映司さんは一体どんな国を旅してきたの?」

「う~ん、エジプトとか、オーストラリアとか…、とにかくいろんなところ旅してきたなぁ」

「映司、今度また詳しく話そうじゃないか。俺もいつか色々な国に行ってみたいからな」

「はい、恭也さん!また暇があったらお邪魔させてもらいます!」


食卓には高町家全員が揃っていた。
ちなみに映司はあらかじめ はやて には電話を入れていたので何も気にせずご飯を食べながら恭也や なのはの姉 美由希と自分の事について色々と話していた。


(ね?映司さんいい人でしょ?)

(うん、クロノにも見習って欲しいぐらいね!)

(にゃはは、ユーノくんったら!)


「おい、映司くん!!」

「は、はい!なんでしょうか、士郎さん」


父、恭也はビール瓶を片手に取り、映司のコップにいきなりビールをついできた。
…しかし映司は酒は飲んだことがない。


「ちょ、ちょっとまってください!俺、酒なんて飲めません!!」

「いいからいいから!!映司くんもたまにはぱぁ~っと!」


ちなみに士郎は完全に酔っ払っていた。


「なんだぁ~?映司くんはぁ彼女とかいないのかぁ?」

「えっと、はい。いませんけど…」

「なんだとぉッ!?」


その瞬間、士郎がいきなり机を叩き、映司の胸ぐらを掴んだ!!


「お前にうちの なのは は渡さんぞぉ~ッ!!!!」

「すいません士郎さん!!話しが全っ然みえません!!」


そして士郎は酔っ払った勢いで隣にいた なのは を自分の元に抱き寄せ、頭を撫で始めた。


「ちょっと、お父さん離してよ!!あと酒臭いよぉ!!」

「あぁ~、なのは、なんでお前はそんなに可愛いんだぁ~ッ!!!!」

「わぁ!!なのはちゃんを助けないと!!」


映司は席を立ち、士郎から なのは を離そうとした。
…だが…






「ちょっと士郎さ…ッ!!」

「おぉ~、いい飲みっぷりだなぁ!!!!」

「あ、映司さん!!」

「映司ッ!!…あ~あ…」



映司は近寄った瞬間に口にビール瓶を押し込まれてしまった…。
そして映司は半分以上残っていたビールを誤ってすべて飲んでしまった…。

















−−−








「だからッ!!俺はただパンツを愛しているだけでッ!!!!別にそんなやましい事はなにも考えていないんですッ!!!!わかりますか!?恭也さん、士郎さんッ!!」

「あぁ、わかったから落ち着け、映司」

「わかった!おじさんが悪かった!!だからもうやめよう!!」

「い~えッ!やめませんッ!!!!」


映司はコップに入ったビールを一気に飲み干し、机にドンッと置いた。


「だいたい皆さんなんでパンツの良さがわからないんですかッ!!皆俺のこと皆、パンツパンツって!!!!…そうだ、恭也さん!!あなたのパンツを見せてください!!!!」

「ッ!!ま、まて映司!や…やめろ!やめてくれ!!あぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!!!!」

「やめてくれぇ映司くん!!俺の息子にそんなこと…ッ!!止めろぉぉぉぉぉッッッ!!!!!!!!」
















「あらあら、映司さんったら!意外に大胆なのねぇ…」


「…なのは、ユーノ、絶対見ちゃだめだよ…」

「うん、お姉ちゃん…」

「キュウ…(映司さん…)」











………





「何!?フェイトを置いてきただと!?」

「あぁ、何か問題でもあるのか?」




クロノ達が帰宅すると、部屋にはアンクが電気もつけず、ソファに寝っ転がんでいた。
その家にはフェイトは居なかった。

それに気づいたアルフは何も言わずフェイトを探しに出て行った。



「そんな、フェイトちゃん…」

「アンク!貴様ぁ!!」


クロノは寝ていたアンクに近寄り胸ぐらを掴んだ!
さすがにこれにはアンクも苛立った。


「おい離せクソガキ!!」

「うるさい鳥頭ッ!!お前、自分が何したのかわかっているのか!?」

「…ックソ!!はなせクソガキ!!」


アンクは無理やりクロノの手をどかし、その場に立った。


「俺は別にお前たちの『家族ごっこ』に付き合ってるつもりはねぇんだよ!!!!」

「なっ…、家族ごっこって…。アンクくん、いくらなんでも酷いよ!!」


エイミィは泣きそうになりながらアンクに怒鳴りつけた。
突然のことにクロノは驚き、言葉が出なくなってしまった。


「なによ…、アンクくんなにもわかっていない…。確かに今は任務のためにこの地球で家族を偽って私達は生活しているけど…っ!!リンディ提督は本当に私たちの事…、本当の子供みたいに…、ヒクっ…本当のお母さんみたいに接してきてくれるの!!私たちの為に、仕事も忙しいのにメニューとか考えてくれたり…、なのにアンクはなんで!!」