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のび太のBIOHAZARD『ENDLESS FEAR』

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AREA2『1F スネ夫』


他の2人と別れたスネ夫はすぐ傍にあった院内見取り図を見た。それを見ると、病室の一階は、通路がカタカナの『ロ』の様な形をしており、ロビーの両側に通路が延びていた。通路にあるのは、入院患者用の病室が殆どで、ロビーの右側の廊下には、『X線検査室』がある事が解った。スネ夫は早速探索を始めた。スネ夫は、『X線検査室』がある反対側から周って探索する方法をとった。スネ夫は『X線検査室』から反対側に通路を進んだ。
少し進んだ所で右へ曲がる曲がり角に突き当たったので、スネ夫は右へ曲がった。すると、『院内見取り図』の通り、左右の壁に病室の扉が並んでいた。スネ夫はまず、左の一番手前にある病室へ入った。中には、6つのベッドがある普通の病室だったが、ゾンビが5体程居た。
スネ夫は懐から『スプリングフィールドXD』を取り出し、ゾンビに向かって連射した。
「アウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
「ウァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
「アアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!」
「オオォォォォォォォォォォォォォ」
4体のゾンビが倒れ、5体目のゾンビに1発弾丸を撃ち込んだ所で、弾倉内の弾薬が無くなった。スネ夫は予備マガジンを取り出すと、『スプリングフィールドXD』に弾倉を装填し、リロードを行った。そして、向かって来るゾンビに向かって射撃した。
「オオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!」
悲鳴を挙げてゾンビは倒れた。
「あの時に比べたら、僕も慣れたもんだな」
と、スネ夫は呟くと、病室の探索を始めた。

しかし、その病室からは何も見つからなかった。スネ夫はその病室を出た。
そして、向かいの病室を同じ様に探索し始めた。そこにはゾンビは居なかった。スネ夫は一応周囲に気を付けながら探索した。

数分して、この病室の探索を終えたが、窓際にあったグリーンハーブ以外は何も見つからなかった。
そしてスネ夫は探索していた病室の筋向かいの病室を探索した。この要領でスネ夫は次々と病室を探索した。










幾つかの病室を探索した後、誰かの日記の様な物を見つけたので、スネ夫はそれを読んだ。
それにはこう書いてあった。
『7月29日
明日は遂に僕の手術の日だ。怖いけど、僕の体の中のガンっていうのがとれるから、怖いけど、がんばろう。

7月30日
お医者さんから手術は当分延期だと告げられた。何かあったのかなぁ?

8月1日
いつになく病院が騒がしい。何があったんだろう?

8月2日
何がどうなってるのか解らないけど、一杯のお医者さんと看護婦さんがここの病室に入って来た。扉の向こう側の変な唸り声と関係があるのかなぁ?

8月3日
昨日は一体何だったんだろう?いきなり変な人達が入って来たと思ったら、お医者さん達に襲い掛かった。僕は怖くてベッドで震えていた。そうだ、誰かを呼びに行こう。ロビーに公衆電話があった筈。もうこんな怖いのから抜け出したい。

月 日






スネ夫はそれを読み終えると、その日記を懐にしまった。そして、その病室を後にした。

スネ夫は引き続き、1階の探索を続行した。


残りの病室を全て探索すると、正面にロビーが見え、左方向の壁に扉が見え、その扉には『X線検査室』と書かれていた。スネ夫はその扉を開けた。鍵は掛かっていなかったが、扉が少々重かったので、両手でその扉を開けた。
『X線検査室』の中はゾンビは全く居なかった。周囲を多少警戒しながらスネ夫は、X線検査室の探索を始めた。



X線検査室には何も無かった。
「・・・・無駄足だったか」
と、呟いたスネ夫は、X線検査室を出ようとした。しかし、何かがスネ夫に向かってきた。
「オオオオオォォォォォォォォォォォォ!!」
いきなり唸り声が聞こえたので、スネ夫は振り返り、突進して来る何かを咄嗟に回避した。
「何だ!」
と言ってスネ夫は、改めて向かって来た何かを見た。"それ"は、只のゾンビの様に見えるが、体内から骨の様な突起物が出ていた。
「何だあれ!?」
と、スネ夫は叫んだ。するとスネ夫は『H&K MP5』を連射した。しかし、銃弾が弾かれる音がしただけだった。
「!!銃が効かない!!?」
するとスネ夫は、『UZI』と『ステアーTMP』を連射した。
「オオオォォォォォォォォォォォォォォ!!」
しかし、それをものともせずにゾンビは唸り声を挙げながらスネ夫に接近してくる。
「うわあぁぁぁぁぁぁ!!」
スネ夫は叫びながら横に滑り込んだ。そのおかげで何とかゾンビの攻撃を回避することが出来た。
「オオオオオオオオォォォォォォ!!」
ゾンビは反転し、唸り声を挙げながら再びスネ夫に向かって行った。
「来るな来るな!!」
と言いながらスネ夫は、更に『AK-47』を連射した。
今度はゾンビを仰け反らせた。
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
ゾンビは大きな唸り声を挙げた。そして、スネ夫に向かって突進してきた。
「うわああああああああ!!!!」
スネ夫は『モスバーグM500』をゾンビに向けて撃った。放たれた12ゲージショットシェルが拡散し、その全弾がゾンビに当たった。
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
ゾンビは唸り声を挙げた。スネ夫は次々と『モスバーグM500』を撃ち続けた。




やがて、『12ゲージショットシェル』を6発程撃ったスネ夫は前を見た。すると何時の間にかゾンビは倒れて動かなくなっていた。
「はぁ、はぁ。何とかなったのか?」
と、スネ夫は呟いた。


暫くすると、スネ夫は立ち上がって、
「そろそろ集合場所に戻らなきゃ」
と言うと、『X線検査室』を出た。