二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

のび太のBIOHAZARD『ENDLESS FEAR』

INDEX|23ページ/95ページ|

次のページ前のページ
 

AREA4『3F ジャイアン』


スネ夫と聖奈が病院を探索していた頃、ジャイアンも3階を探索していた。
「よ〜し、片っ端から調べていくか」
と呟くと、ジャイアンは3階を探索しようとしたが、上へ向かう階段がふと目に入り、呟いた。
「何だこりゃ!?階段が無くなってるじゃねぇか!」
3階から4階へ向かう階段は見事に粉砕されていた。
「この分じゃ探索は3階までで終わりそうだな。さっさと探索を済ませるか」
と、呟いたジャイアンは3階の探索を開始した。3階も1階や2階と同じく、病室がメインのフロアだった。ジャイアンは病室を片っ端から探索していった。






80%程の病室を探索し終えた頃、ジャイアンは呟いた。
「・・・・・・簡単に何か見つかるとは思わなかったが、こうも何も見つからないとはな。・・・・・・・・しかし、病室の壁の至る所が破壊されていたのが気になるな。・・・でも今は、探索が優先事項だから、さっさと探索を終わらせるか」
するとジャイアンは次の病室の探索に移った。
扉を開けて病室内を見たジャイアンは、ある違和感に気が付いた。
「・・・この病室に倒れているゾンビ、おかしな殺られ方してるな。腕や頭の一部が潰されてる」
と、ジャイアンは呟いた。ジャイアンが言った通り、病室内に倒れていたゾンビは全員、腕や頭部の一部が何か強力な力で潰されていた。
ジャイアンは、少々違和感を感じながらもその病室の探索を始めようとした。
「GUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!」
すると、いきなり何かの咆哮が鳴り響いたかと思うと、ベッドの向こう側から何かがジャイアンに飛び掛かってきた。
「うわっ!」
ジャイアンは見を屈め、"何か"の飛び掛かりを回避した。

ジャイアンに飛び掛かってきた"何か"はゴリラ型B.C.W.である『フローズヴィニルト』だった。
「GUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!」
フローズヴィニルトは再び咆哮を挙げた。
「・・・・こいつ確か旅館の大広間に居た怪物だな。こんな所にも居やがったのか」
と、ジャイアンが呟いている間にもフローズヴィニルトはジャイアンに向かって来ていた。
「ジャイアン流喧嘩殺法術の実験台にしてやるぜ!」
と言うとジャイアンは、左手を広げ、前に突き出した。
「GUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!」
ジャイアンの至近距離まで来たフローズヴィニルトは、咆哮を挙げ、ジャイアンに殴り掛かってきた。しかし、ジャイアンはそれを、突き出した左手を使い、攻撃の方向をずらして回避した。フローズヴィニルトの懐に潜り込んだジャイアンは叫んだ。
「粉砕連撃拳!!!」
と叫びながらジャイアンは、右の拳を連続で突いた。10発叩き込んだ後、止めに左の拳で殴り付けた。
「GOAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」
フローズヴィニルトは断末魔の悲鳴を挙げて倒れた。
「手応えはバッチリだな」
と、ジャイアンは呟いた。
「っと、こんな事してる場合じゃねぇや。さっさと探索を終わらせなきゃな」
と言うとジャイアンは、その病室を後にした。

その後、残りの病室を探索したが、めぼしい収穫は無かった。
「・・・見つかったのは、幾つかのハーブと、弾薬か。探索も終わった事だし集合場所に向かうか」
と呟いたジャイアンは、1階へと向かって行った。