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のび太のBIOHAZARD『ENDLESS FEAR』

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CHAPTER4 対人戦 AREA1『襲撃』


玲が懐から通信機を取り出し、巌に掛けようとした。しかし、いきなり近くに銃声が響いた。
「わっ!何!!」
と、スネ夫は驚いたが、銃声は更に続いた。
「これはまずいわ!何処かへ隠れないと!!」
玲がそう叫ぶと、聖奈が車道の向こう側を見て言った。
「向こうの森なら隠れられそうだわ!!」
聖奈のその言葉を聴いた他の3人と聖奈は、車道を横切り、森の中へと入って行った。そして4人は、森の奥へと進んで行った。暫く奥へ進むと、銃声が止んだ。
「一体何なんだよ、あの銃声は・・・」
と、スネ夫が呟く。すると玲が全員に話し掛ける。
「銃声がしたって事は恐らく、特殊部隊のような団体が私達を襲ってきたと考えてまず間違いないわね。解っていると思うけれど、ここからは命の危険も常に付き纏うわ」
玲のその言葉を聴いた3人は、特に驚く事もなかった。そして、ジャイアンが言う。
「今更そんな脅しが効くかよ。向かって来る奴なんざ、片っ端から蹴散らしてやるぜ!なぁスネ夫」
ジャイアンは、スネ夫の肩を叩きながらそう言った。スネ夫の方も、乗り気ではないものの、ジャイアンと同じ気持ちであるようだった。
「でも、事態はそう簡単にならなそうよ」
と、玲が言うと、ジャイアンが喋る。
「そりゃ、どういうことだ?」
と、ジャイアンが言うと、玲が説明する。
「さっき、あんなに銃声がしたのに、今は何の物音もしない。おかしいとは思わない?」
玲のその言葉を聴いた3人は少し考えていたが、聖奈が喋った。
「・・・確かにそうですね」
と、聖奈が玲に肯定した。
「私の推測では、恐らく私達を襲ってきたのは、訓練を受けた特殊部隊だわ。となると、私達が森の中へ隠れたからといって、闇雲に進んで来る訳がないわ。完全に森を包囲し、そしてその包囲網を徐々に狭めていく筈よ」
と、玲が自分の推測を話した。すると、ジャイアンが反論する。
「でも、片っ端から蹴散らすのは変わらないだろ?」
そのジャイアンの言葉を聴いた玲は言う。
「包囲されている場合、その方法はかえって危ないわ」
と、玲が言うと、聖奈が玲に訊く。
「じゃあ、どうすれば・・・・・?」
と、聖奈が訊くと、玲は喋る。
「・・・・・そうね。まぁ、方法は無いわけじゃないわね」
玲は、森の奥を見ながらそう言った。そして、玲は更に森の奥へと進んで行った。





その頃、森の外では特殊部隊による包囲網が展開されていた。
「隊長!森の包囲完了しました!作戦を開始しますか?」
そう言ったのは、隊員と思わしき人物で、その隊員は隊長と思われる人物に話していた。その隊員の言葉を聴いた隊長は応える。
「まぁそう逸(はや)るな。ターゲットの中にはこの道のプロもいる。もう少し様子見でもよかろう」
と、隊長は冷静に落ち着きのある口調で言った。すると、隊員は敬礼をしながら言う。
「では私は、合図があるまで再び待機行動を続行します」
と言った隊員は、その場を去った。
そして、隊長はある事を考えていた。
(・・・・・・先程の通信によると、1番隊は見事に失敗したようだな。ふん、ガキ共にやられるとは、1番隊も堕ちたものだな。だが我々は違う。この絶対なる包囲網が素人ごときに破られる訳がない。)






その頃、ジャイアン達の方は、どんどん森の奥へ進んでいった。
「玲さん、この先に何かあるの?」
と、スネ夫が玲に訊いた。玲は振り向くと、それに応える。
「さっきちらっと見えたのよ」
と、玲が言うと、スネ夫が、
「何を?」
と訊いたので、玲が言う。
「粗大ごみ」
玲のその言葉を聴いたジャイアンは思わず言葉を漏らした。
「はぁ?」
すると、玲が応える。
「何か使えそうな物があるかもしれないじゃない」
と、玲が言う。そう話をしている内に粗大ごみ置き場へと着いた。玲は早速、そこで物色を始めた。






暫くすると、玲が戻ってきた。
「何か役に立ちそうな物はあったのか?」
と、ジャイアンが玲に訊いた。すると、玲はジャイアンの問いに応える。
「ええ、これならなんとかなるかもしれないわ」
と、玲が言った。玲は続いて言う。
「でも、その為には準備が必要ね。ジャイアン君、協力してくれるかしら?」
と、玲がジャイアンに言うと、ジャイアンは肯定した。
「勿論だぜ、任せな!で、俺は具体的には何をすればいいんだ?」
ジャイアンが玲にそう訊くと、玲は粗大ごみを引っ張り出しながら言う。
「荷物運びをお願いするわ。やっぱりこれはちょっと運び難いからね」
と、玲は言うと、玲は奥の方から『電子レンジ』や『何かの網』、『長いロープ』等を取り出した。そして、玲は近くにあった冷蔵庫を指し示すと、ジャイアンに、
「じゃあ、ジャイアン君はこれを運んで」
と、言った。
「ああ、いいけどさ、一体何をするつもりなんだ?」
と、ジャイアンは玲に尋ねた。すると、玲は応えた。
「トラップを仕掛けようと思うわ。古風に見えるけど、これが意外に効くのよね」
と、玲は言った。すると、ジャイアンが喋る。
「そうか。ならさっさと準備に取り掛かろうぜ!」
と、ジャイアンが言うと、玲とジャイアンは罠を仕掛ける為に適当な位置に移動した。
「・・・・・ところで、罠ってのは具体的にはどんな感じに仕掛けるんだ?」
ジャイアンが玲にそう訊くと、玲はその問いに応える。
「非常に簡単な仕掛けよ。ロープを使って、網や冷蔵庫等を動かす程度のもので充分よ」
玲は、そう言いながら、木を利用して罠を仕掛けていた。




























暫くすると、罠を仕掛け終わった2人はスネ夫と聖奈の所に戻った。
「やぁ、おかえり」
戻ってきたジャイアンと玲を見たスネ夫はそう言った。
「罠はこの周囲に仕掛けたわ。後は、戦闘準備ね」
と、玲は言いながら、バックパックから何かを取り出した。玲がバックパックから取り出した物は、玲が腰に掛けてある物と同じ物だった。
「これは、『ミドルパック』という物で、2つのホルスターと、4つの弾薬ポケットがある代物(しろもの)よ。装備しておきなさい」
と言いながら、玲はジャイアンとスネ夫と聖奈に3つの『ミドルパック』を差し出した。
そして、3人はそれぞれ『ミドルパック』を腰に着けた。ミドルパックの装着が終わると、持っている銃火器と弾薬を整理した。
スネ夫は、『スプリングフィールドXD』と『UZI』をホルスターに入れ、『9mmパラベラム弾』と『12ゲージショットシェル』と『7.62mmx39弾』や『5.56mmx45弾』を弾薬ポケットに入れた。
聖奈は、『グロック17』を右のホルスターに入れ、『H&K UMP』を左のホルスターに入れた。そして、『9mmパラベラム弾』と『12ゲージショットシェル』を弾薬ポケットに入れた。
ジャイアンは、右のホルスターに『デザートイーグル』を入れ、弾薬ポケットに『.50AE弾』を入れた。
「整理は終わった?」
頃合いを見て、玲が3人にそう尋ねた。すると3人は、全員頷いた。