二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

のび太のBIOHAZARD『ENDLESS FEAR』

INDEX|63ページ/95ページ|

次のページ前のページ
 

AREA5『資料』


暫くすると、のび太と真理奈の二人は、『Lv1研究資料室』の前に到着した。
「遅かったな。工具を取ってくるだけだろ」
 巌がのび太と真理奈にそう言った。すると、真理奈が応える。
「いろいろな工具を取ってきたからね。また後で使うかもしれないし」
 真理奈はそう言った。そして、『Lv1研究資料室』の扉の前まで行き、六角形の穴に『六角レンチ』を差し込み、回した。すると、開錠される音がした。真理奈は、横のボタンを押した。すると、簡単に扉が開いた。真理奈はすぐにその扉の中に入っていった。すると、巌は真理奈に忠告した。
「おい、もうちょっと警戒して入れ」
 巌がそう言うと、真理奈は、
「ゴメン」
 とだけ言った。
(……全然感情がこもってないな。)
巌はそう思ったが、口にはださなかった。
先に『Lv1研究資料室』に入った真理奈はまずは、辺りをよく見回した。中は余り広くなく、目の前には、高さが2m程の本棚の様な物が5つ程並んでいた。その本棚には、紙媒体の資料が並んでいた。そして、その本棚の奥に、パソコンの様な物があった。真理奈は、まず、そのパソコンの様な物に近づいて行った。そのパソコンの様な物は、特殊な端末機等ではなく、通常のパソコンだった。そのパソコンは、電源が付いていなかった。真理奈は、電源ボタンを探した。そのパソコンは一般的に普及しているパソコンなので、電源ボタンは、すぐに見つかった。真理奈は、そのボタンを押した。すると、画面に『MicroComputer&SoftwareSystems』と表示された。どこかのメーカーの様だが、それがどこのメーカーの物かは、誰にも解らなかった。そして、暫くすると、『New Make Of Arms Development For Military Object Organization』のロゴが表示され、パソコンが起動した。真理奈の周りには、既に5人全員が集まっていた。のび太は、バックパックからCDケースを取り出した。そして、真理奈に喋る。
「これをこのパソコンに読み込んでみましょう」
 のび太はそう言いながら、『N.A.C.B.C.W.性能データ』と書かれたCD-Rを真理奈に渡した。すると真理奈は、のび太に渡されたCD-Rを『E:ドライブ』に挿入した。すると、パソコンの画面に、
『ドライブのデータを読み込んでいます・・・』
と、表示された。





数秒すると、フルスクリーン表示で、次の様に表示された。
『N.A.C.B.C.W.性能規格書
下記のリストは、2003年12月18日に決定した、制式配属生物兵器のリストです。詳細情報はN.A.C.B.C.W.の名前の欄をクリックし、リンクを参照して下さい。但し、"CODE:003"〜"CODE:006"までは、『Lv1ライセンスカードキー』の認証を必要とし、"CODE:007"〜"CODE:010"までは、『Lv2ライセンスカードキー』の認証を必要とします。また、詳細情報の見方については、マニュアルの欄を参照してください。


マニュアル

CODE:001『ディソルブ』


CODE:002『スプリット』


CODE:003『ウェブフライヤー』


CODE:004『センシティブ』


CODE:005『ティンダー』


CODE:006『デストロイヤー』


CODE:007『ヴァイオレンス』


CODE:008『ヴィルレント』


CODE:009『グレートスパイダー』


CODE:010『クラーケン』



「どうやら、プロテクトが掛かってて、閲覧制限が掛かってるみたいだな」
 パソコンの画面を見た巌がそう言った。すると、燐が言う。
「まずは、マニュアルの所を確認してみよう。何か解るかもしれない」
 燐がそう言うと、真理奈は、『マニュアル』の欄をクリックした。すると、画面が次のように切り替わった。
『《N.A.C.B.C.W.性能規格書》の見方を下に載せます。情報に誤りがある、又は、情報の更新が必要な場合は、Lv1以上の権限を持つ研究員に連絡して下さい。参謀長官と会長の承認が出れば、情報が更新されます。






全長(SIZE)
対象の生物兵器の体長。体長10cm未満だと『超小型』、体長10cm以上50cm未満であれば『小型』、体長50cm以上200cm未満だと『中型』、体長200cm以上500cm未満だと『大型』、体長500cm以上だと『超大型』の5種類に分けられる。一般に多いのが『中型』で、人間とほぼ同じ大きさである。
破壊力(POWER)
対象の生物兵器の力。この値が大きければ大きいほど、敵に与える損傷が大きくなる。
装甲(ARMOR)
対象の生物兵器の表面の皮膚の硬さの事。甲殻類ベースの生物兵器だと、この値が大きい。また、後述の『生命力(VITALITY)』の値とこの値は反比例する傾向にある。
生命力(VITALITY)
対象の生物兵器の生命力の事。この値が大きければ大きい程、肉体損傷を受けても絶命しにくくなる。
敏捷性(AGILITY)
対象の生物兵器の単純な移動速度の事。この値が大きければ大きい程、通常時の移動速度が速い事を示す。
知能(INTELLIGENCE)
対象の生物兵器の知能の高さの事。
機動力(MOBILITY)
対象の生物兵器の臨機応変能力の事。状況の変化に応じて、自分で判断し、行動を決める能力を言う。この値が大きい程、より早く、状況の変化に対応できる生物兵器となる。
量産性(COST PERFORMANCE)
対象の生物兵器を生産するに当たっての生産コストの事。この値が大きければ大きい程、大量生産が可能な生物兵器となる。
弱点部位(WEAK REGION)
対象の生物兵器のもっとも弱い部分の事。基本的に頭部や腹部が多い。
弱点性質(WEAK PROPERTY)
対象の生物兵器の弱点となる性質のものの事であり、『高熱』『低温』『焼却』『冷凍』『強酸』『閃光』『轟音』の七種類がある。但し、『高熱』と『低温』に至っては、運動機能の低下ぐらいしか効果が無い。
肉体損傷による戦闘力減衰値
対象の生物兵器が肉体損傷を受けた場合に減衰する運動機能の量。パーセンテージで表示し、数値が大きければ大きい程、減衰効率が高くなる(より多く、戦闘能力が低下する)。また、-(マイナス)が付いている場合は、逆に運動機能が増加する事を示す。
総合評価(GENERAL PERFORMANCE)
上記の結果を総合的に判断し評価したもの。
備考
対象の生物兵器の詳しい性能等について表記する欄。』

上の画面を見た玲は言う。
「どうやらこれは、生物兵器の情報を示した物のようね」
 玲がそう言うと、聖奈が言う。
「じゃあ、早く、『ディソルブ』と『スプリット』のデータを見ましょう」
 聖奈はそう言った。すると、パソコンを操作していた真理奈は、『CODE:001『ディソルブ』』の欄をクリックした。すると、画面が次のように変わった。
『CODE:001『ディソルブ』
全長(SIZE)
中型
破壊力(POWER)
C
装甲(ARMOR)
C
生命力(VITALITY)
B
敏捷性(AGILITY)