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のび太のBIOHAZARD『ENDLESS FEAR』

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AREA11『再会』


のび太達は11階から、来た道を戻り、1階の社員食堂の梯子から地下水路に向かった。そして、『Lv.1研究資料室』の扉を開けた。玲は、端末に向かい、端末を起動した。そして、暫くして、『New Make Of Arms Development For Military Object Organization』のロゴが表示され、デスクトップ画面が表示された。すると玲は、『N.A.C.B.C.W.性能データ』と書かれたCD-Rを読み込ませた。そして、フルスクリーン表示で次の様に表示された。玲は、隣にあるカードリーダーに、『Lv.1ライセンスカードキー』を読み込ませた。すると画面に、『ライセンス情報を読み込んでいます………。』と書かれたポップアップが表示された。数秒すると、『ライセンス情報を確認。Lv.1のロックが解除されます。』と表示された。すると、玲は、[CODE:003]〜[CODE:006]の『N.A.C.B.C.W.』のデータを見ようとした。まずは、『CODE:003 ウェブフライヤー』を参照した。すると、画面が次のように表示された。
『CODE:003『ウェブフライヤー』
全長(SIZE)
小型
破壊力(POWER)
D
装甲(ARMOR)
D
生命力(VITALITY)
C
敏捷性(AGILITY)
A
知能(INTELLIGENCE)
C
機動力(MOBILITY)
D
量産性(COST PERFORMANCE)
S
弱点部位(WEAK REGION)
腹部
弱点性質(WEAK PROPERTY)
焼却
肉体損傷による戦闘力減衰値
100%
総合評価(GENERAL PERFORMANCE)
B
備考
個体での戦闘力は低く、ハンドガンでも充分に対応できるが、それは個体数が少ない場合であり、大抵は10匹〜20匹の集団で行動する。体格が小さい為、咬み付く等の直接攻撃の破壊力は少ないが、集団で固まって飛行し、対象の頭上を通り抜ける際に粘着性の糸を束ねて放出する事により、対象を全く動けなくしてから、ゆっくりと捕食する性質を持っており、モデュレイテッドB.C.W.としては、かなり高度な性能を持つ。しかし、炎に当たると、瞬時に絶命する。更に、煙を嫌う性質も持っており、焼夷手榴弾や煙幕弾に弱い。』
それを見たのび太は言う。
「こいつはまだ出てきてないですね」
 のび太がそう言うと、玲が言う。
「でも、これで対策を立てられるわ」
 玲がそう言うと、玲は、次のN.A.C.B.C.W.のデータを見た。玲は、『CODE:004『センシティブ』』を参照した。すると、こう表示された。
『CODE:004『センシティブ』
全長(SIZE)
中型
破壊力(POWER)
B
装甲(ARMOR)
A
生命力(VITALITY)
B
敏捷性(AGILITY)
B
知能(INTELLIGENCE)
D
機動力(MOBILITY)
S
量産性(COST PERFORMANCE)
A
弱点部位(WEAK REGION)
腹部
弱点性質(WEAK PROPERTY)
轟音(ただし、至近距離に限る)
肉体損傷による戦闘力減衰値
80%
総合評価(GENERAL PERFORMANCE)
B
備考
カマドウマをベースとして、『V(ヴァリアント)-ウィルス』を用いて作り出したN.A.C.B.C.W.。常に六足歩行をしている上に、背部には、強力な殻があり、撃破する事が非常に難しい。その殻は、クラス?のボディーアーマー並の防御能力を持ち、更に、何層にも重なっている為、マグナム弾や対戦車ライフル弾さえ跳ね返される。即ち、腹部を銃撃する事が必須となる。及び、2m近くもある触覚が伸びており、正面から来る弾丸を回避する瞬発性も持っている。そして、最も稀有な特性として、対象の殺害(及び捕食)よりも、自身の生命維持を重視し、生命が危険にさらされた場合、逃げる事がある。その際、エネルギー摂取の方法として、この生物兵器は、人間やゾンビの死体の他、『ディソルブ』の死体を捕食する性質を持つ。数ある生物兵器の中で、同じ『N.A.C.B.C.W.』を捕食する生物兵器は、『センシティブ』以外に無く、珍しいタイプの生物兵器と言える。
カマドウマは好音性を持ち、音のする方へ向かっていく特徴がある。その分視力が悪く、音を出さなければ、『センシティブ』に気づかれない事も可能。また、至近距離でスタングレネードを使えば、その時の強烈な音響により、一時的に感覚器官が麻痺し、スタン状態に陥る。この時に腹部を攻撃すれば撃破が可能。しかし、その他の撃破方法は殆ど無く、この欠点は修正せずに此の侭にして置いた方が、生物兵器としての運用は容易である。』
これを見た巌は言う。
「こいつはさっき俺達が戦った奴だな」
 巌がそう言うと、のび太が言う。
「あの時、真理奈ちゃんが奴の腹を銃撃していなかったら、僕達はやられていたかもしれなかったな。流石だね」
 のび太がそう言うと、真理奈が言う。
「いやいや、ただの偶然だって」
 真理奈がそう言うと、玲は次のN.A.C.B.C.W.の『CODE:005『ティンダー』』を参照した。すると、次のように表示された。
『CODE:005『ティンダー』
全長(SIZE)
中型(幼体時)及び大型(成体時)
破壊力(POWER)
B
装甲(ARMOR)
E
生命力(VITALITY)
C
敏捷性(AGILITY)
F(幼体時),B(成体時)
知能(INTELLIGENCE)
E
機動力(MOBILITY)
C
量産性(COST PERFORMANCE)
A
弱点部位(WEAK REGION)
頭部
弱点性質(WEAK PROPERTY)
冷凍
肉体損傷による戦闘力減衰値
80%
総合評価(GENERAL PERFORMANCE)
B
備考
通常時は幼体の状態で、巨大な芋虫の様な形態をしている。この状態では、敵とみなした生物に向かって口腔から火を吐き、無差別に焼却する性質をを持つ。この時の火は、火炎放射器と同じ原理であり、まず、この生物兵器の体液はアルコールの様な可燃性を持っており、吐息は、酸素の様な助燃性を持つ。敵を発見した際、体液を息と共に噴出し、歯で火花を起こす事で火を吐くという事だ。但し、射程距離はかなり短い上に(約5m)、本体の動きもかなり遅いので、兵器としての実用性は低い。しかしながら、この生物兵器は第二形態を持っており、幼体時に多大な肉体損傷を受けると、背部を突き破り、巨大な蝶の様な生物が出てくる。この生物が最も厄介であり、自ら攻撃するような事は無いものの、可燃性の高い燐粉を周囲に散布する性質があり、周辺で小さい火花が起きようものなら、粉塵爆発の要領で、連鎖爆発を起こす。この生物兵器の付近では全く銃撃が出来ない為、敵地の拠点で放てば最も効果的である。』
これを見た燐は言う。
「こいつは、市街地で戦闘ヘリの大群と戦った時にやりあった奴だな」
 燐がそう言うと、巌が言う。
「で、どうやって倒したんだ? 銃火器じゃ無理そうだぞ」
 巌がそう訊くと、燐の代わりに迅が応える。
「私の刀で敵の翅を切断したんです」
 迅がそう言うと、玲が言う。