二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

魔法少女リリカルウィッチーズvol.1

INDEX|10ページ/12ページ|

次のページ前のページ
 

3rd MISSION


後日、セイバーズとなった元・機動六課と統合戦闘航空団の面々は会議室にて部隊に関する説明を受けていた。

「……以上が、セイバーズに参加するメンバーになります。次に、この部隊の任務やけど…この間も戦ったネウロイと呼ばれる未知の存在の迎撃。これが主なものになると思っててな」
「それから、ネウロイに関する調査も並行して行っていきます。これは、我々統合戦闘航空団が主体となって行います」
はやての説明にミーナがそう付け加える。

「ま、現時点で私達の方がネウロイについては多少なりと知ってる訳だから当然か」
シャーロットが小さく呟く。
「そういうことです。それから、リトヴャク中尉には元の世界にいた時と同様に夜間哨戒にあたってもらいます」
「了解です」
ミーナがそれに相槌を打ち、説明を続けるとサーニャが返答する。
その後、さらに説明は続いていく。

「以上で説明は終わりやけど、何か質問とかある?」
やがて、はやては皆にそう問いかける。
「はい」
エイラが手を挙げる。
「どうぞ」
ミーナが指名する。
「サーニャの夜間哨戒、私も手伝いたい。もし、こないだみたいな数のネウロイが出てきたらサーニャ一人じゃ心配だから」
指名されたエイラはそう進言する。
「……良いでしょう。では、夜間哨戒任務はリトヴャク中尉とユーティライネン中尉に担当してもらいます」
ミーナがそれを承諾すると、エイラは皆には見えないように小さくはにかむ。サーニャは小さく「エイラ、ありがとう」と彼女に囁いた。
「…うん、他には無いようやし、解散にしよか。皆、お疲れ様」
はやての号令で、一同は解散となった。

解散後、なのはら三人は会議室に残っていた。
「まさか、また皆で一緒に活動出来るようになるなんてね」
フェイトがそう言葉を漏らす。
「だね。六課解散以来だよね、こうして皆が集まるのって」
「せやなぁ。解散した後は皆忙しくて中々会う暇も無かったしなぁ」
なのは、はやても嬉しそうに言う。9歳の頃から一緒にいる彼女らは、今やそれぞれの立場に追われ、口にした通り中々会うことも出来なくなっていた。

「また、よろしゅうな」
「はやて、今更改まる必要はないよ」
「そうそう。子供の頃からの付き合いだもん」
「ふふ、それもそやね」
二人に言われ、はやては微笑んだ。



解散後、スバル達フォワードメンバーと芳佳達は昼食を食べに食堂へと集っていた。
「いただきまーす」
口々にそう言ってから六課側の一同は食事を始める。

「…そんなに食べられるんですか?」
他の501航空団の面々があんぐりとして見ている中、スバルとエリオに対して芳佳は疑問を投げ掛ける。二人が食べているのはパスタなのだが、その量が半端ではなかった。大皿にざっと3、4人前くらいはありそうな量が載っているのだ。

「このくらいなら全然平気だよ。ね?」
「はい。むしろこのくらい食べておかないと力が出なくて…」
当然の事のように二人は返す。
「驚くのも無理ないわ。私だってスバルとは長い付き合いだけど、未だにどこにこんなに入るのかって思うときがあるしね」
ティアナが呆れたような目でスバルの方を見ながら言う。

「そんなに食べて、その…太らないんですか?」
「全然だよ」
リーネが聞くと、スバルは首を振りつつ答えてパスタを食べていく。

「……」
「どしたの?」
何やら自分の方を見ている芳佳にスバルは問いかける。
「え、あ…いえ、何でもないです!」
慌てて芳佳は注視していたスバルの2つの膨らみから目を逸らして答える。スバルはそれを見て首を傾げていた。

「それにしても、今回の部隊だと私達フォワードってあまり活躍できないわね。ネウロイは海上で迎撃するっていう話だし。まぁエリオ達はフリードがいるから戦えるだろうけど、私とスバルはね…」
スバル達とは別の種類のパスタを食べていたティアナがふと、そんなことを口にする。
「そうでもない。ネウロイの中にも陸戦用のタイプが存在することが確認されている。そんな時、活躍の機会があるのではないか?」
ティアナに対しバルクホルンが語る。
「陸戦用、ですか。確かに、そんなのが出てくれば僕達も存分に戦えますね」
話を聞いていたエリオが言い、「でも、出てこないのが一番だよ?」とキャロがエリオに言った。
「ならさ、出てきたって仮定して模擬戦をやったらどうかな?」
「模擬戦か、面白そうだな」
エーリカが提案すると、皆の近くから声がかかる。
「し、シグナム副隊長!お疲れ様です!」
慌ててティアナが挨拶すると、他のフォワードメンバーも合わせて挨拶をする。
「どうだ?昼食後に腹ごなしも兼ねて模擬戦をしてみるというのは?」
シグナムが改めて提案すると、皆からは「はい!」と返事が返ってきた。


昼食後、一同は六課時代にも使用していた訓練場へとやってきていた。
「ここも久しぶりに来たね」
「そうね」
「懐かしいですね」
「ここでも、色々ありましたね」
フォワードメンバーが修行時代を思い出してそれぞれに思いを口にする。
「さて、では始めるぞ」
シグナムがそう言うと、フォワードメンバーがウォーミングアップを始める。501航空団は今回は見学である。が、芳佳達三人は美緒に連れていかれて別所で訓練を受けている。
「今回は2対2のタッグマッチだ。と言っても、現れるターゲットを撃墜してスコアを稼ぐものだ。敵も当然攻撃を仕掛けてくる。訓練だからと言って気を抜くなよ」
ウォーミングアップ中のフォワードメンバーへシグナムはルールの説明をしていく。
「チームはスターズとライトニングに分かれてもらう。ま、これはいつも通りだな」
シグナムと一緒に来ていたヴィータがそんな説明をする間に、フォワードメンバーはウォーミングアップを終える。

「しかし、すごいよなぁ。これが立体映像だなんてさ」
すこし離れた位置に投影されたビルの屋上に立っているシャーロットがそう口に出す。
「あぁ。私達の世界なら考えられない代物だな」
バルクホルンが相槌を打つ。
「あっ、そろそろ始まるみたいだよ」
ルッキーニが言い、一同が見るとフォワードメンバーはバリアジャケット姿になっており、確かにすぐに始まりそうな気配を醸し出していた。

「レディー……ゴー!!」
シグナムの掛け声でフォワードメンバーは一斉に動き出す。
「スバル、2時方向に敵機3。速攻で片付けるわよ!」
「了解!」
「エリオ君、9時の方向に敵機5機を確認」
「了解、直ぐに向かおう!」
四者はそれぞれのチームごとに敵機のいる場所へと向かう。

「始まったな」
「さぁて、どっちが勝つことやら」
見学中のバルクホルンとシャーロットがそれぞれ呟く。
「スバル、ここはアンタに任せるわ。アンタなら、一瞬でしょ?」
「うん、任せて」
スバルはそう答えると、ガジェット達へと向かっていく。ガジェットⅠ型の放つ攻撃をスイスイとかわしつつ、スバルはマッハキャリバーのギアをふかして突撃をかける。まず一体目をリボルバーナックルによる打撃で破壊、続いて二体目を回し蹴りで吹っ飛ばし、吹っ飛ばした二体目を残った三体目にぶつけて両方を同時に破壊した。
「よし、ティア!次!」
「4時方向に5機!」