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緋弾のアリア カードで世界を救う

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ファースト・コンタクトpart1



目が覚めると路地裏らしき所に出た
「ここはどこだ・・・って言うか頭打ったのか知らないがすんごい痛い~」
「すいません~出る所間違えました~いたた・・・」


どうやらディアも一応大丈夫らしいな。
「お、服が武偵高の制服になってる!というか銃が無いんだが・・・」
「あ、銃に関してはこの世界に行ってから決めろとエリック様からの指示がありまして・・」


「なら仕方ないね~ファーストコンタクトに参加したかったがいた仕方ない。とりあえずアリアに会いに行くわ~ディアはどうする?」
「わたしは先に武偵高の方に行かせていただきます。ここの知識をなるべく早く覚えたいので」


「りょーかい。じゃあまた後でね」
「ではでは~」


「さて・・・ファーストコンタクトはグラウンドの体育倉庫だっけか?時刻は・・・7時52分・・・ってもうすぐキンジがチャリジャックに会うじゃねーか!早く急がないと!」

ファーストコンタクトどうしようかなワクワクしてきた!





遠山キンジside

いつも通りの朝・・・しかしこの日から俺の人生は変わっていたのかも知れない
「その チャリには 爆弾が 仕掛けて ありやがります」
俺は世にも奇妙なチャリジャックにあっている。
「チャリを 降りやがったり 減速させやがると 爆発 しやがります」

この声はあれだ、ネットで有名なボーカロイドとか言う奴の声だ。
というかなんだって?爆弾?信じがたいが横に併走してるセグウェイに付いてるものが現実だ


そう、スピーカーと1基の自動銃座が乗っていて、その銃座にある銃は・・・
UZI・・・秒間10発の9mm弾を放つ、イスラエルIMI社の短機関銃(サブマシンガン)だ


「なっ・・・何のイタズラだ!」
叫んでもセグウェイからは反応がない。
いきなりチャリジャックだぁ?しかも型までは分からないが爆弾はC4(プラスチック爆弾)だろう


何で俺が・・・なんでこんなことに巻き込まれるんだよ!
とにかく今は逃げるんだ・・・
そう思い第2グラウンドに入っていく。

朝の第2グラウンドは誰もいない。運が良いのか悪いのかわからない


その時、俺はあり得ない状況であり得ないものをみた。
グラウンドの近くにある7階建てマンションの屋上の縁に女の子が立っていたのだ。


武偵高のセーラー服を着ていて、遠目でも分かるが長いピンクのツインテール。
その瞬間その女の子は飛び降りたのだ。

(と、飛び降りやがった・・!)


しかし事前に屋上で滑空準備させてあったらしいパラグライダーを空に広げていった。
チャリをこいでるときにだがその光景を目を丸くしてみていると女の子はツインテールをなびかせながら、こっちに向かって降下してきている!

「バッ、バカ!来るな!この自転車には爆弾が・・・」
女の子の降下速度が意外に速い。しかしその女の子は左右の太股に着けていたホルスターから銀と黒の大型拳銃を2丁抜いた。


「ほらそこのバカ!さっさと頭を下げなさいよ!」
俺が頭を下げるより早くセグウェイを銃撃した!

しかし驚いたのはそれだけではない。
拳銃の平均交戦距離は7mと言われているが、女の子は敵との距離がその倍以上あるうえに不安定なパラグライダーからの2丁拳銃の水平撃ち。

これだけの不利な条件下で女の子が撃った弾は次々と命中し反撃させる暇もあたえずセグウェイの銃座と車輪をバラバラにしたのだ!


こんな子がうちの学校にいたなんて・・・
驚いてる所では無い事を思い出し、すぐさま女の子から逃げるように第2グラウンドに入っていく。

「来るなって言ってるだろ!この自転車には爆薬が仕掛けられてる!減速すると爆発するんだ!」
しかし女の子は・・・

「バカっ!」と白いスニーカーの足で俺の脳天を思いっきり踏みつけてきた!

「武偵憲章1条にあるでしょ!『仲間を信じ、仲間を助けよ』いくわよ!」


女の子は気流をとらえ上昇する。女の子はグラウンドの対角線上めがけて急降下し、こっちに向けてUターンした。

そして、さっきまで引いていたブレークコードのハンドルにつま先を突っ込み、逆さ吊りの姿勢になった。

そのまま凄いスピードでまっすぐ飛んでくる。
都合、俺はあいつに向かって走る形になった。

「・・・マジかよ!!」
こっちが気付いたことに気付いたらしく女の子は
「ほらバカ!全力でこぐ!」大声で命令しながら両手を十字架みたいに広げた。

バカはそっちだろ!そんな助け方があるか!でも、他に方法もねぇし・・・やるしかないのか!
俺はヤケクソで自転車をこぐ。とにかくこぐ。全速力で!

2人の距離がどんどん縮まっていく。ああ、昨日見たアニメ映画にこういうシーンがあったな。
でもあれって男女逆だったよな!?そう心の中でツッコミを入れた瞬間、上下互い違いのまま、俺は女の子と抱き合った。
息苦しいくらいに顔が押し付けられて、女の子の下っ腹からはクチナシの蕾のような甘酸っぱい香りがして・・・


ドゴォォォォンッッッ!!!

自転車は爆発し熱風で吹っ飛ばされながら俺たちは引っかかった桜の木にパラグライダーをもぎ取られ、グラウンドの片隅にあった体育倉庫の扉に突っ込んでいった。
がらがらと音を上げ、何にぶつかったのかも分からず・・・俺の意識は一瞬、途切れた。




棗 悠太side

「お、爆発音!ということはアリアがキンジを助けた所か・・・」
その爆音のおかげで場所がわかった所だし向かいますか~

「と、セグウェイ出てくるからまだ近づけないか・・・もうちょっと様子見だな」
俺はなるべく遠くから第2グラウンドを見ようとした。


「ま、ヒステリアモードなるし大丈夫だけど俺はどこでアリアと会おうか・・・」
そんな他愛もない事で悩んでいると銃声と共に爆発する音が聞こえた。

「!セグウェイ撃破か・・・なら後はキンジとアリアの追いかけっこだし、そろそろ近づくか。」
俺はとにかく会えれば良いと思い第2グラウンドを目指した。