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なっちゃん
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俺とあいつと◯◯と

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第三話 無事、学校到着!!





「えと、私は…柊つかさ、です。よろしくね」

「俺は黒星遥、よろしく」


穏やかな春の陽気が降り注ぐ今日この朝、俺達は遅刻を諦めのんびりと歩いていた


というのも、原因を作ったのは俺達自身なんだし、自業自得だけど…


まぁ、先に先生に事情を報告しとくっていう布石が上手く作用したら大丈夫だろう


今は、柊さんの足の具合が大分よくなったため、少しペースを上げて歩いている

油断はできないが…




「でも、遥くんも先に行ってくれてもよかったのに」


申し訳ないが、それは、人として、男としてできない


「まぁ、こうなったのは俺の責任でもあるから気にすんな」


「あ…ありがとう、私も置いてかれるのはちょっと虚しかったり…」


「ま、そういうことだから、いいさ」


「うん」



そう、話しているうちに、学校が見えてくる
おそらく今は開始式が行われているはずだろう

となれば、式の最中に登校するのはなんとなく皆の注目も集めてしまうし嫌だ、なるべく避けたい


というわけで、考えた結果


「柊さん、クラス分け表見つけて先に教室に待機しとこうか」


と、柊さんに提案した

柊さんからも了解を得、学校に着くとクラス分け表が張ってある場所を目指すことにした





そういえば、柊さんとは初対面なのにも関わらず、彼女は普通に俺を名前で呼んでいることに気づいた


俺だったらかなりの抵抗あるんだけどな


初対面後に即名前呼びとは、柊さんおそるべし…















そして、クラス分け表が掲示してある掲示板へ到着

A組から早速探すことにしたところ

「俺のクラスは………C組か」

「あ、私もC組だ、遥くん一緒だね」


どうやら俺は柊さんと同じクラスらしい
「そうみたいだな」


「うん、よろしくね」

「あぁ。さて、新教室に行くか」


「あ、うん」


そうして歩きだそうとしていたとき


「お〜、おまえら〜やっと来たか〜」

とある声に呼び止められた

視線の先にはこの学校の教師である、黒井先生が歩いてきていた


金髪でいかにも大人の女性って感じの先生だ
まぁ、性格は子供っぽいけど


ということは、もう式は終わったのか?
予定ではもう少しかかるはずだが…



「あ、黒井先生、おはようございます」

「おはようございます」


それぞれ挨拶をする


「おっす、二人とも」


「…遅れてすみません」


「あぁ、そのことは白月から事情聞いとるさかい、大丈夫やで〜」


関西弁まじりに言った


「あ、そうなんすか」


湊のやつ、ちゃんと言ってくれたみたいだな


「柊は足、大丈夫なんか?」


先生は柊のほうに目をやる


「多分、大丈夫です」


「そうか〜、でも一応保健室にはいっときや」


「はい」


これで、登校については上手くいったようだ

そういえば、さっきから不思議に思っていたんだが…


「もう式は終わったんですか?」


「まだや」


「「…………」」


「ねぇ、遥くん?」

「ん?」

「だったら、どうして黒井先生はここにいるのかな…」


「同感」



先生に聞こえないくらいの声で話し掛けてくる


「ん?どないしたん自分ら」


聞いていいのだろうか…


「先生、式はどうしたんですか?」


まぁとりあえず聞いてみた



「お、黒星〜、そんなにうちの式が気になるんか〜」


は?


「いや、だめや、うちと自分は教師と生徒や」



「「……………」」


口をポカーンとあけて、沈黙する柊と俺
駄目だ、こいつ……早く何とかしないと!!


「あのー、黒井先生?」


「せやからあかんで、うちは」


「だから、そういうことじゃありませんって!?」



「??なら、なんや?」


今度はもっと詳しく話した方がいいみたいだ


「先生は開始式に出られてないんですかっていうことです!!」


「なんや、そういうことかいな、ならはよう、言ってや」



言ってましたよ……鼻から……
というか…


「先生のそういう話、どうせないだろうし………」


「遥くん…ちょっとひどい…」


ボソッとこぼす


「なんか、言うたか?」


「い、いえ、なんでもないっすっ」


見ると黒井先生が拳を作っていた
噂によるとあれはかなり痛いらしい
俺は受けたことないが…



「なら、一発、受けさせたるわ」


ゴッという音が廊下に響き渡る



「いってぇ!?ってか、今心読まれた!?」



「さっきの件と、遅刻の件と後、柊の足の件や」



「無罪じゃなかったんすか…」


「なわけあるかい」



「あははは……」


痛みで頭を抱える俺と黒井先生の二人を見つつ柊は苦笑していた


しかも、いつの間にか式の件についてはうやむやにされていた

まぁ、実際、どうでもいいことなんだけど…















「さて、自分ら、自分のクラスはわかったやろ?」


「はい」


「せやったら、自分らは先に教室にいっときや、今、天原先生は保健室にはおらんようやし」


一通り黒井先生と話したあと、指示をうける



「あ、はい、そうします」


「わかりました〜」


そう返事して、荷物を持ち移動を開始する

時間的にもちょうどいいころだろう


「んじゃ、失礼します〜」


「失礼しました〜」


廊下をあとにしようとした時






「ええか、二人とも不純異性交遊はゆるさんで!!」



去り際にそう言ってきた


「え、え、えぇぇ!?」


「するわけないです」


二人それぞれの反応に先生はけらけら笑い去っていった



後、柊、リアクション大きすぎな








作品名:俺とあいつと◯◯と 作家名:なっちゃん