SSやオフ再録
事件:女体化
ティル・ナギの場合
ナギ:ティル・・・
ティル:どうしたの?なんか元気ないようだけど?あれ?何かいつもと違う?あれ?
ナギ:ティル・・・。う・・・。どうしよう・・・俺・・・朝起きたら・・・女に・・・
ティル:へ?
ナギ:うわーん、女になっちゃってんだよう〜。どうしよう、何でえ?
ティル:ええ?ちょ、う、嘘でしょう?だって、確かに何か違うようには感じたけど・・・でもそんな有り得ない変化は見て取れないけど・・・
ナギ:これでも?
ナギ上着をめくる。ティル、いきなりのことに鼻血をふきそうになるが押さえてこらえる。
ティル:ちょ、ちょっと、ごめん、分かったから、その、服おろして・・・
ナギ:どうしよう、俺まさかこのまま!?うわーんやだよーう。やばいよう〜。
ナギそのままティルに抱きつく。
ティル:わー。ちょ、ほんとごめん、とりあえず落ち着いて?解決策考えるにしても、その前に服おろして離れてえ〜、ホントやばいから〜
・・・2人ともかみ合わないままパニック
リオ・ナユの場合
ナユ:ん・・・もう、朝かあ・・・うーーん、よく寝たあ、ってまたこの殺戮魔、勝手にベッドに入ってきて・・・ん?あれ?何か・・・あれ?
ナユ、自分の体に違和感を感じ、恐る恐る下を見る。自分の目が信じられず胸と下を触ってみる。一瞬の間の後、いつもの絶叫。
リオ:ちょっと・・・貴様はうるさいんだよ・・・今度は何・・・?
ナユ:っだって、おん・・・
ナユは口を押さえ、女になっているとリオにばれたら心配するどころか何されるか分かったものじゃない、と慌ててベッドから出ようとする。
リオ:ん?何か変だね、貴様?何言いかけて止めて逃げようとしてる訳?
ナユ墓穴。そのまま体をつかまれる。リオはオヤッという顔をしてナユが逃げられないように押し倒す。
ナユ:は、離せっ
リオ:何か・・・貴様・・・?
そしていきなり服の前を開ける。
ナユ:ギャーっ。いきなり何すんですかっ!!
リオ:・・・どうなってるんだ・・・?
ナユ:知りませんよっ。さっき目が覚めたらすでにこうだったんですっ。
リオ:何かの魔法か紋章の影響・・・?ホウアンかルックか、いっそレックナートに聞いてみたほうが良いか・・・
ナユ:冷静なご意見ありがとうございます。早速実行するんで、どいて下さいよっ。
リオ:ん?ああ、そうだね?まあ待ちなよ。せっかくだし、ねえ。
ナユ:・・・何がねえ、なんですかっ。離せえ変態〜。
リオ:女のほうが、されるとより気持ち良く感じるって聞くよ?貴様もラッキーだね?両方の感覚が味わえて?
ナユ:なっ、ラッキーじゃないっ。ちょ、やめっ・・・
朱璃・翆の場合
朱璃:翆ー、あれ?どうした?そんな引きこもりみたいにベッドの隅にうずくまって?
翆:・・・・・。
朱璃:?どうしたの、ホントに?どっか痛いの?
翆:・・・よ、寄るな・・・。
朱璃:えーっ?もうそんな事言われても傷つかないよー?そんなん言うならひっつくもんね。つーか何か声変じゃねえ?
翆:・・・。
朱璃:翆?ほんとおかしいよ?大丈夫?熱・・・ないみたいだけど・・・・・あれ?
翆:・・・。
朱璃:・・・。あのー、胸、腫れてますが・・・?
翆:・・・腫れてるとかじゃ、ないだろ・・・これ・・・。
朱璃:・・・えーと、いつ性転換を・・・?
翆:してないっ。・・・朝起きたら・・・こう、なってた・・・。
朱璃:ええっ!?な、なんでだ・・・?なんかの呪いか!?誰かの恨みとか、買った・・?
翆:・・・なんでそうなる・・・。そんな覚えはない・・・。いや、恨みならあるんだろうが・・・。
朱璃:・・・えっと、気分悪いとか、そんなのはないの?うーん、何でだろ・・・。何かの魔法かなあ?うーん・・・。ちょっとレックナートに聞いてみる?
翆:・・・そうだな・・・。今の僕は藁をもつかみたい気分だから。
朱璃:体が辛いとかしんどいとかはない?行ける?何だったら俺が行って呼んでこようか?
翆:何か・・・怖いくらいにやさしいな?大丈夫だ。別にショックなだけでどこも何ともない。僕も行くよ。
朱璃:俺はもともとやさしいぞ?でも何着るんだ。まあ別にいつもの服でもいいだろうけ
ど、下着どうすんだ?
翆:・・・下着・・・?あ、う・・・そんな事考えもしなかった・・・。
朱璃:まあ下はそれでいいとしてもなあ・・・あ、サラシでも巻くか。
翆:・・・うん、そうする。・・・何かお前、拍子抜けするくらいやさしくて気が利くな?なぜだ?
朱璃:何でだよ、俺はいつも優しいってば。・・・まあ、その、あれだよ。俺の大事な翆が辛い目にあってんだからさ、そりゃ気も遣うよ。それに女の子には優しくしなきゃいけないってナミやじいちゃんに言われて育ってるからな。同じ翆だけど何となく、な。
翆:そうか。・・・こんなになってショックだったんだが・・・何か少し嬉しいような気分だ。・・・下手したらお前に襲われるかもとか思ってた自分が恥ずかしいよ。
朱璃:えー?何だよそれ、酷いな。いや、まあ俺翆とすんのは大好きだし、もちろん女性とすんのも良かったが、いくらなんでもショック受けて弱ってる翆に無体はしないぞ?俺を何だと思ってんだよまったく・・・。まあいいや、とりあえず、じゃあ行こうか。
翆:そうだな、うん。悪かったな、朱璃。ありがとう。
朱璃:えへ。いいよ。まあ原因分かったりして翆が元気になったら、お礼は体でってことでちゃらだな。その体もそそるしね。
翆:・・・・・。