SSやオフ再録
仮定:会うことのない面々が会ったらシリーズ2
翆:え、えーと、今回はマクドール集合ということで・・・あー僕が司会となって会談を行う、ていうか、なぜ僕なんだ・・・。
ティル:まだあるんだ?これ。もういいよー、面倒くさいよー?
リオ:あれらがいないんじゃ、面白くもなんともないけど?
翆:・・・しょっぱなからやる気がなさすぎだ。もうちょっと真面目にやってくれ。
ティル:えー?翆って堅いよ?そんなでえーと、相手は朱璃だっけ?嫌がられない?
翆:なっ何を言うんだ、いきなり!?
朱璃の名前が出たとたん真っ赤になる翆。それを見た2人はニヤッっとする。
リオ:・・・お前、やられる方か。へえ?そうなんだ?
ティル:真っ赤になっちゃって、可愛いねー?うんうん、堅いと思いきや・・・うん、いい感じだよね?
翆:なっ、何が!?ちょ、お前達、こ、怖いんだが・・・。と、とりあえず進めるぞ?えーと、・・・何だこれは・・・。
口をパクパクさせ、真っ赤になって慌てていた翆が原稿を見て今度は青くなる。
ティル:どうしたのー?・・・ふんふん。ああ、要は相手をどう思ってるかってことを語ればいいんでしょ?なんでそんな青くなるかなあ?
翆:・・・だって・・・
ティル:僕のナギはねー、そりゃあ可愛いんだよー?本人には言えないけどほんっと女の子みたいでさあ。口はちょっと乱暴だけど、またそこが可愛らしいんだよね。で、すっごい華奢なくせに戦闘は強いんだよね。で、すっごい天然でさあ、あんまし自覚がないところがちょっと困った所かな?ほっとくと危なっかしいんだよね?でもまあそこも魅力の1つで・・・
リオ:おい、留まることを知らない訳?もういいよ、何か終わらなさそう。
ティル:えー?何だよ。まあいいけどさ、語り出したら終わりがないってくらい魅力ある可愛い子って事だな、要するに。
翆:・・・・・。
ティル:ナユは?あの子も可愛いよね?
リオ:あれは、まあそうだね。小さくて華奢で、まあ、あれも女みたいだよね?でからかうと面白い。けっこう冷酷な面もあるが、そこがまた面白い。そのくせまわりをよく見ていて感受性が高い・・・ああ、感受性といえば、ふふ、感度はいいよね・・・。
ティルがおおっと言ってる横で、ひいている翆。
ティル:朱璃ってどんなのー?
翆:え。う、その、えっと・・・いい、奴、だ・・・。
真っ赤になって、これが精一杯とばかりに翆が言った。
ティル:わー、なんか翆って・・・つーかそれじゃあ分かんないんだけど?もうちょっとほら、見た目とか、性格とかー?
翆:う・・・。えーと、み、見た目は・・・き、綺麗だ、な。髪も目も金色がかってて色白で・・・背は、今は僕より少しだけ高いくらいかな・・・。とにかく見惚れる位綺麗だ・・・。ゴホン、えーと性格は・・・少しゆがんでいる、かな・・・?ちょっと人を見下したような所があって、たまに悪魔のように思える時もあったかも・・・。あ、でも最近はかなり丸くなった、かな。
ティル:ゆがんでるってとこはリオみたいだね?(ニッコリ)
リオ:いい度胸してるね・・・?(ニッコリ)
翆:ちょ、ちょっと、やめろ。こんな所で何してんだ?お互いナイフ下ろせ。ったく。物騒なところはある意味朱璃以上だな。あいつもナイフは忍ばせているみたいだが・・・、外面はいいっていうより、かなり可愛らしい子だと思われてるから・・・。
リオ:ふーん、二重人格か?
ティル:へえ、ナギの分身みたいなものなのにねえ?でもちょっと会ってみたいな。どんだけ綺麗なんだろうねえ。
リオ:ふふ、それにしてもお前、ずいぶん朱璃とやらに惚れてるみたいだね?
翆、また赤くなる。
ティル:どうせ僕が聞かなくてもリオが聞くんだろうけどさ、翆達って、もう体の関係あるの?
翆:なっ、なっ・・・
翆、真っ赤で口をパクパクさせている。ティルとリオは顔を合わせて、無言で”あるよね”と言っている。
ティル:そんなに恥ずかしがらなくてもいーじゃない。なんかほんと翆って、僕らと違うよねえ。一見堅いのにねえ。
リオ:面白いよね?で?もう何度も経験してる訳?
翆:な、何でこんな事まで言わなくてはならないんだ?ほんと何の会談なんだ・・・。
ティル・リオ:翆をいたぶる会?
翆:・・・帰っていいか・・・?
ティル:まあまあ、冗談だよ、冗談(半分以上本気だけどね・・・)。で?ほら、ここは語る場でしょ?
翆:・・・もっと身になる事を語ればいいじゃないか・・・。
リオ:身になるよ?特にティルにはね?ふふ、こいつヘタレだからね?実はまだナギに手を出せてないんだよ?
ティル:う、煩いっ。僕はナギを大切にしたいだけっ。その、無茶して悲しませたり嫌われたら嫌だし・・・。
翆:・・・へえ、お前、見かけによらず真面目に思っているんだな。見直したよ。
ティル:そりゃどうも。で、どうな訳?
翆:・・・。はあ。・・・僕自身を言えば、朱璃が初めての人だ。その、彼とはもう・・・その・・・何度も・・・ある、よ・・・。
リオ:へえ。どう?朱璃は?
翆:その、僕は比較する対象がないから分からないが・・・その、とても・・・上手だと、お、思う。
そう言うと真っ赤になって俯いた。
ティル:へーえ。そっかー。ってゆーか、ほんと翆って・・・。
リオ:ふふ、いい感じだよね?どう?お前。比較できないっていうなら僕で試してみるっていうのは?
翆:なっ
ティル:またこれだ。あーナユが可哀想だよね?
リオ:失礼だね?僕はこれでも誰でもいいわけじゃないよ。基本あれだけだよ?ただナギや翆には興味が湧いただけでさ。
ティル:湧かすなっ。ん?あれ?あーあ、リオが変な冗談言うから翆逃げちゃったよ?
リオ:いつのまに。やるね、翆も。僕らが気付かないうちに逃走なんて、さすがマクドールだよね。
ティル:まあそりゃ僕らの分身みたいなものだし?つーか、からかう対象もいなくなったし、お開きにしますか。