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りりなの midnight Circus

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『All right,master.I will do my best with you tomorrow.(それでいいのですマスター。私も明日、あなたと共にベストを尽くしましょう)』
「ありがとう、レイジング・ハート。心強いよ」
『Me too.(私もです)』
「相変わらず、デバイスとは仲がいいな」
 レイジング・ハートを手のひらにおいて、楽しそうに会話をするなのはを見て朱鷺守はゆっくりと杯を傾けた。
「長いつきあいだからな」
 まだ会話を続けるなのはを見てヴィータも体を起こして自分のデバイスをつついた。
 寡黙な【グラーフ・アイゼン】はそれに光を明滅させることで答えた。
「さてと、俺はそろそろ戻らせてもらうよ。二人ともあまり遅くならないようにな」
 朱鷺守はそういうと酒缶を懐にしまい、立ち上がった。
「あ、あまりお相手できなくてすみませんでした。朱鷺守一尉」
 レイジング・ハートとの会話に没頭するあまりあまり会話もできなかったなのはは朱鷺守にわびた。
「気にすんな」
 朱鷺守はそういいながら手を振り、森の奥へと消えていった。
「あたしらもそろそろ帰ろうぜ。なんだか眠ぃ」
 ヴィータはそういいながら目をこすりながらあくびを着いた。
「そうだね、帰ろうか」
 なのはもレイジング・ハートから手を離し、ふうと一度ため息をついた。

作品名:りりなの midnight Circus 作家名:柳沢紀雪