日ベラ小ネタ詰め合わせ
My Dream.
あ…ありのまま 今朝 起こった事を話すぜ!
『おれは布団の中でにちべらの夢を見ていた』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何が起こったのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
学パロだとか現代パロだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
以下、私が今朝見た夢(を大幅に脚色したもの)です。
なんでも許せる方向け。
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「お兄さん、女装しようと思う!」
突然そんなことを言い始めたのは、フランシスだった。それを聞いた本田は首を傾げる。
「・・・・何のために?」
「うーーーん。気分!なんかフレンチメイドになりたい気分なの!」
「よく意味がわかりませんが・・・」
「まあしょうがないよね!これ夢の中だし!」
言いながら、フランシスはどこからかフレンチメイドの衣装を取りだす。
「あとは・・・化粧か・・・・。」
ぽつりと呟き、自分は関係ないとそっぽを向いていたナターリヤに詰めよった。
「ナターリヤちゃん・・・化粧道具貸して・・・!」
「嫌だ。」
ナターリヤはフランシスの方に見向きもせずに答えた。フランシスはその場で三角座りをしてめそめそと泣き始める。本田はナターリヤとフランシスを交互に見た。フランシスの泣き声がより一層大きくなると、ナターリヤは小さく舌打ちをする。
「・・・・口紅だけなら。」
す、と差し出された桜色の口紅を、フランシスは意気揚々と受け取った。すると、ザシュとフランシスのあごひげを掠めて日本刀が床に刺さる。フランシスは手をわなわなさせて、持っていた口紅を落としてしまった。はらりと、少しだけ切れたあごひげが舞う。
「おや・・・手が滑ってしまいました・・・。おかしいですねえ・・・手を狙っていたんですが。」
本田の瞳がギラリと光を放った。フランシスはガタガタと震える。
「ひいいいいい菊ちゃんごめんねええええええ」
泣き叫びながら、脱兎のごとくその場から逃げてしまった。
「・・・どうした、いきなり。」
ゆらりと日本刀を揺らして、腰の鞘にしまった本田に、ナターリヤは尋ねる。こんな風に本田が殺気を放つのは珍しいことだった。本田は、聞かれて少しむっとする。三角座りをして人差し指で畳をいじくった。
「別に・・・なんでもありませんよ。その口紅、私がプレゼントしたものだなーとか、フランシスさんに貸したら間接キスだなーとか、・・・・・そんなこと、考えてませんから。」
まるで子供のように拗ねた本田を見て、ナターリヤはふふ、と笑った。いつもとは立場が逆のようだ。いじいじと畳をこねくり回す本田の頭を、ぎゅうと抱いてみた。本田の頭の上にナターリヤの顎が乗っかる。
「・・・ごめん。ちっとも気にしてなかった。」
いじける本田の頭をよしよし、と撫でてやる。顔は見えないけれど、本田の体温が上がっていくのがわかった。
「・・・・・っつ・・・子供じゃ、ありませんよ。」
ぼそりと呟いた本田の言葉を聞いて、ナターリヤはまた笑った。
「お前だって、よく私にやるじゃないか。これは、いつもの仕返しだ。」
もう一度、くしゃと本田の髪を撫でる。
「・・・・・ナターリヤさんは・・・・、ずるいです。」
「はいはい。」
と、いう夢を見たんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
朝5時に飛び起きてメモとりました!!!朝から幸せだった!!!!
作品名:日ベラ小ネタ詰め合わせ 作家名:ずーか