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イハティーサ
イハティーサ
novelistID. 8424
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Memories of CGf

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#13 「生き蔵クラー」




メイファ「んもう!! しつこい男は嫌われるわよっ、と」

メイファの放った矢で男は倒れる。
何度目かの戦闘だった。


行く先行く先、黒衣の男達は現れた。
その誰もが呪術の使い手だった。
男たちは何も言わずに襲ってくる。
どこまでも、どこまでも。

(一体こいつらはどれだけいるのだろう)

いくら倒しても果てがないような気がする。
とにかく不気味な男たちだった。

ひとつわかることは、
こいつらが何らかの組織に属しているのだろうということ。
何か大きな組織がこの財宝の伝説に関わっている。


ウェルは知っているのだろうか?


あの純朴な顔からは決して想像できなかった。

*   *   *

それからさらに男たちの襲撃は続いた。

何度か目の戦闘のあと、
追いすがる男たちを何とか振り切ったところで広い空間に出た。
多分ここが最奥部なのだろう。

空間の奥に、ボウッとした光に照らされて
一体のゴーレムがいるのが見えた。
岩石でできたロックゴーレムだ。

そいつは何をするわけでもなく
ただうろうろとその場をうろつきまわっている。


アベル「なんだあいつ」

するとゴーレムは振り向いて言った。

クラー「クラーは生き蔵クラーだクラー。あいつじゃないクラー」

イハ「このゴーレム、喋れるの?!」
イハが色めき立つ。ゴーレムを見ると目の色が変わるのだ。

アベル「まったく、このゴーレムマニアは……」

殴られた。


アベル「グーで殴ることないだろ、グーで!」
イハ「余計なことを言うからよ」

クラー「そろそろ喋っていいクラー?」

えろうすんまへん。

クラー「それじゃあ、鍵を渡すクラー。宝はクラーが持ってるクラー」
アベル「鍵ってこれのことか?」

アンドリューからもらった鍵を見せると
クラーはそれをゴツゴツした指でヒョイと器用に取り上げ



食べた。




コリコリコリ……ポリポリポリ……



クラー「うまかったクラー。やっぱり新鮮なものに限るクラー。
    ごちそうさまクラー

    よし、気力がみなぎってきたクラー。
    さあ勝負だクラー。勝ったら宝クラー!」



作品名:Memories of CGf 作家名:イハティーサ