Memories of CGf
#1 「召還された勇者候補」
召還された、という感覚はあまりなかった。
急に目の前が暗くなって、意識が遠のいたのは憶えている。
気がつくと、見たこともない場所にいて、
目の前にはアーメイと名乗る初老の紳士がいた。
アベル「ここは・・?」
そう訊く間もなく、初老の紳士はいきなり襲い掛かってきた。
アーメイ「どうした勇者候補ッ!」
そう叫びながらアーメイと名乗る紳士は剣を振るってくる
こちらは丸腰。
しかし不思議と恐怖はなかった。
アベル「うおおおおおお」
雄たけびを上げて、アーメイに向かって駆け出す。
身体が、不思議と軽い。
剣をかわし、一撃、二撃。
アーメイ「よし、そこまで!」
アーメイはそう言うと、剣を収めた。
アーメイ「突然すまなかった、勇者候補よ。
詳しい話はあちらにいるゲイツ殿からきくがよい」
作品名:Memories of CGf 作家名:イハティーサ