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デジキャラット・シンフォニー

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「この子はパティシエとしては優秀な才能を持っている。疑うならこの子が作ったケーキを食べてみるかね?」
「疑いはしまへんけど、これ・・・」
生田はりんなのケーキを食べた瞬間、驚きの声を上げた。
「これ、あんたがこしらえたのか?」
「はいですみゅ?」
「これは将来が楽しみやな!」
「だろう、生田君ほど優秀な人のもとでそだてればすごい人材になるぞ!」
「わかりました!これはほおっておけまへん!」
りんなはすぐ寝てしまった。
「りんなはすぐ寝てしまうにょ」
「生田君、君もパティシエなら分かるだろう。ケーキを作るのにどれだけ体力がいるか。ましてやこの子はこんなに小さい女の子だ。眠たくなるのは無理もない。無理に起こさず長い眼で見てやれ」
「わかりました。お預かりします」
「りんながすぐ寝るのはそういうわけだったのかにょ」

8、南風泊(はえどまり)の潮風
みけが叫んだ。
「魚みゃー」
「何が釣れたにょ?」
「平田先生に見てもらうにゅ」
「ほう、これはいいもの釣り上げたね、ママカリじゃないか」
「食べられるのかにょ?」
「刺身にするみゃ」
「いや、これは焼いたほうがいい」
平田先生は早速魚を焼き始めた
「いいにおいだにょ〜」
しかし、平田先生は焼きあがっても魚を食べさせてはくれなかった。
「これをな、たれに漬け込んで食べるとうまいんだよ。」
たれにしばらく漬けたらお昼ご飯になった。
「うまいにょ〜」
「1匹で2杯ごはんが食えるといわれた魚だ」

しばらくして、みけがまた叫んだ。
「魚みゃー」
「みけ、今度は何が取れたにょ?」
「ふくらむ魚みゃ」
「おもしろい魚にゅ」
「売るみゃ」
「みけ、その前に先生に見せたほうがいいにょ」
でじこはみけの釣った魚を平田先生に持っていった。
「平田先生、おもしろい魚がつれたみゃ」
「どれどれ」
みけの釣った魚を見た平田先生は一瞬厳しい顔をした。
「みけちゃん、これは君が釣ったのか? 」
「もちろんみゃ!」
「えらいことしてくれたなあ・・・。」
「えらいみゃ!」
「みけがそんなすごい魚釣ったのかにょ?」
「そうじゃない!これはトラフグという魚でね、1匹で大人30人を殺すことができる毒を持った魚なんだぞ!売ったら当然処罰の対象だ!」
「にょー!」
「みけ、おまえ死刑にゅ!」
「まあ落ち着け」
「そうだった、平田先生なら何かいい知恵あるかにょ」