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デジキャラット・シンフォニー

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「平田先生でいいにょ、大学の先生にょ」
「うん、それでいい」

「平田先生、何か分かっているのかにょ」
「うん、近いうちに北朝鮮から攻め込みがあると言われていてね」
「どうしてそれが分かっていてみんなに言わなかったんですか?東大教授ならみんな信じたはず
じゃない」
「だれに言っても今の世の中では信じてくれないよ」
「なんとかならないのかにょ」
「とりあえず外の騒ぎが収まらないと話にならない」
しばらくして外の騒ぎが収まったようなので外へ出てみた。
「ひどい」
「アキハバラの町は変わってしまったにょ」
ゲーマーズに戻ると、店はもちろん万世橋も跡形もなく消えていた。
「これが人間のやることか・・・」
「ひどいにょ!しかえしするにょ!」
「どうやって?」
でじこは平田先生の前に進み出た。
「平田先生、あんたさんはこうなることが分かっていたなら何か対策をやっているはずにょ!分かっていたならなんとかするにょ!」
「しかしな」
でじこは平田先生の襟首をつかんだ。
「ちょっとやめなさいよ、相手はえらい先生なのよ」
「いくらえらくてもアキハバラこうなるのが分かっていて防げなかったら意味ないにょ!
目からビーム!」
しかし、平田先生は鏡を取り出し、でじこの目からビームは鏡にはね返された。
「ギャアー」
「でじこ、大丈夫ゲマ?」
「でじこの目からビームを跳ね返したのははじめてにゅ」
「目からビーム」
平田先生はそれもはね返し、でじこのすぐ脇に大きな穴を作った。今度はでじこがその穴に落ちたのである。
「大丈夫か、今助けに行く」
平田先生は穴に落ちたでじこを探しに自分も穴の中に入った。ぷちことうさだとゲマも続く。

2、小田急線万世橋駅
穴の中には古そうな空間があった。
「なあに、これ?」
「いたた・・・」
「でじこちゃん、大丈夫か?」
「なんだにょ、ここは?」
「古くさい看板があるにゅ」
「なんだにょ、これ、なんて書いてあるにょ?」
「ええと、小田急線万世橋駅・・・って?」
「小田急線というと新宿からでているあの電車ゲマ!でもなぜゲマ?」
「読んで字のごとくといったところだな」
平田先生だけは驚いた様子はなかった。
「その通り、おそらくここは小田急線の万世橋駅に間違いない」
「ええっ、小田急の万世橋駅?だって小田急は新宿が終点のはずじゃない?」
「小田急線の終点は新宿ではない」