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デジキャラット・シンフォニー

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「ある意味、危険な作戦ですね。なるべく犠牲を出さないですむ方法を考えましょう」
するとでじこが立ち上がった。
「アキハバラでは何百人も空襲で死んだんだにょ!」
「だからこれ以上犠牲は出したくないのだ」
「自分たちはそれでいいにょ、でもどうせなら相手の軍隊をできるだけたくさん道連れにしたほうがいいにょ」
「結果的に相手にダメージ与えればいいにゅ」

11、ナムポ上陸作戦にょ
「いよいよだな」
尾崎先生がつぶやいた。
「わしの40年間の研究が正しいかどうかが今日決まる・・・」

でじこたちは船の食堂で朝食をとっていた。食事といっても尾崎先生と平田先生が作ったものだが、味はさすがは一流の板前、いやそれ以上だった。
「船の上でこんな贅沢な食事ができるとは思わなかったにょ」
「さっさと食べるみゃ」
みけは平田先生のお手伝いをしていた。と、言うのも尾崎先生が魚屋として魚を釣るだけじゃなくて魚をさばくのも修行といったからだった。おかげででじこたちは船に盛られた刺身をいくらでも口にすることができたのである。
しかし、みけはいやがりはしなかった。お魚博士としたう尾崎先生が言うだけではなく指導もしてくれたからみけは大喜びだった。

朝ごはんが終わった頃、平田先生が言った。
「そろそろナムポにつく頃だが・・・」
だが、目指すナムポの町はあちこちから煙が上がっていた。
「これはいったいどういうことにょ?」
「もう作戦が始まっている・・・にしては早すぎる・・・」
そこへ尾崎先生が現れた。
「何を見ている。さっさと着替えて支度せんか!」
「しかし、これは・・・」
「夜明け前に空襲を仕掛けておいた」
「しかし、飛行機はどこから?」
「平田、おまえが自分で見つけておいて今更何言うんだ!」
平田先生は言葉を失った。
「忘れたのか?おまえが見つけた小田急線万世橋駅」
あっ
「まさか、あそこにあった飛行機を・・・」
「その通り、教え子を向かわせて修理させた」
平田先生はポカンとした。
「さあ、急げ!ナムポにいくぞ!」

「さすがに元パイロットだな、冷静で作戦に抜けがない」
「でじこも見習うゲマ」

すでに一部の人は船を降りてナムポの町へ進んでいた。
最後に平田先生はでじこたちと一緒にボートに乗り込んだ。
「いよいよ上陸にょ!」
ボートには美香が作ったのぼりが掲げられていた。