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デジキャラット・シンフォニー

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「と、いっても30キロをどうやっていくかだ。自転車は壊れてしまったし、歩いていくのはつらいだろうし・・・」
そこへ尾崎先生の乗ったボートがさしかかった。
「平田!船を使うことくらい考えんかい!」
「尾崎先生・・・」
「尾崎先生は全てを見てたにゅ」
「私たちはこの川をさかのぼってピョンヤンへ行く、遅れるなよ!」
そう言うと尾崎先生は船に乗って去った。
「えらいことになったなあ・・・」
「この川をさかのぼればピョンヤンにいけるんですか?」
「そうだとすれば、この川はピョンヤン市内を流れてナムポから海に出る「大同江」に違いない。そういえば川にしてはちと大きいと思った」
「それなら船をさがすにょ」
ほどなくして、川岸に船が2そう見つかったので、平田先生たちは船に乗ってピョンヤンを目指すことにした。
13、ついにピョンヤンに着いたにょ!
川をしばらくさかのぼっていくと、傍らに看板が見えた。
「まもなくナムポを出るはずだが」
大同江の上流からは煙も出ていた。これは、小田急線万世橋にあった基地から飛び立った飛行機がみんなピョンヤンを爆撃したのである。
しばらくして平田先生は叫んだ
「おい、みんな、ここが約束したピョンヤンだぞ!」
わっと歓声が上がった。
「尾崎先生の南十字星の旗は必ずピョンヤンに立てる!」
「早速上陸して独裁者を退治するにょ!」
「まあ、待て、ピョンヤン市は広い、もう少し中に入ってからにしよう」
ピョンヤンは特別市であり、おまけに公園が多い。そこに兵隊を隠しておくこともできるためそこから襲われたらひとたまりもないからだ。

一方、小田急線万世橋駅をはじめ、全国の航空自衛隊の基地では次々とピョンヤンへ爆撃機が向かった。
「急げ!尾崎先生や平田先生を見殺しにするな!ありったけの爆弾をばら撒いてこい!」

でじこたちは大同江のほとりに立派な建物を見つけた。
「よし、あそこへ船をつけろ」
船をつけた後、全員が降りて川岸に上陸した。
「いいか!いよいよ「プロジェクトZ」最大の見せ場だ!」
「いよいよクライマックスにゅ」
「あの方向にピョンヤン駅があり、その先に独裁者の住む宮殿がある。まずゲマ殿は尾崎先生からいただいた旗をあの方向にあるこの写真の塔の上に立ててこい!それで独裁者の息の根が止まる!」
「わかったゲマ!」