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デジキャラット・シンフォニー

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平田先生がピョンヤンを占領したさかいな」
りんなはテレビ画面を見た。
「これ、でじこちゃんにゅ・・・」
「ええか、これ、店の前に張り出せ!」

「プロジェクトZ」 平田道明先生勝利宣言記念!
明日から3日間ケーキ3割引!
平田道明先生直伝!「幻のケーキ」あります!
平田道明先生愛弟子・生田守の店 「ラ・ピュセル」

「りんなちゃん、見とれや!生田守最高のケーキを作ったるで!」
そういうと生田は冷蔵庫からいろんなつぼを出した。
「こんなときのために作っとたんや!りんなちゃん、平田先生から教わった「幻のケーキ」作り方教えたる、よう見ときや!」
つぼの中にはいろんな果物を日本酒に漬けたものが入っていた。生田はそれを日本酒ごとケーキの生地に練りこんで焼いていった。さすがは酒の町、神戸である。
「リキュールは知ってるけど、日本酒のケーキははじめてにゅ」

上本町では太陽を見上げてまたも大騒ぎになっていた。前夜、上本町の空に再び南十字星が輝いたからである。そして、再び白い虹が太陽を貫いていた。
「コリアタウン」で平田先生に物資を輸送する準備をしていたオモニさんはつぶやいた。
「平田先生、やってくれましたね・・・。これで必ず世の中が変わる・・・」

一方、アキハバラでは店長さんがテレビを見ていた。
「でじこちゃん、平田先生、やってくれましたね。歴史はあなたたちが作ったのですよ」
その側にある小田急線万世橋駅からは次々と飛行機が出ていた。
「急げ!平田先生とでじこちゃんを見殺しにするな!」
JR秋葉原駅近くの看板には平田先生の「プロジェクトZ」の看板の周りにびっしりとメモ紙が貼り付けられていた。いずれも平田先生とでじこたちを応援する内容だった。

残るは平田先生、でじこ、ぷちこ、ぴよこ、みけの5人が目指す独裁者の宮殿だけである。
「みんな!自分なら必ずできると信じた者が最後に笑う!これを忘れるな!」
全員宮殿に突入したときだった。
突然、でじこが目からビームで宮殿を破壊したのだ。
「これでいいにょ、あとは独裁者を地下に埋めるだけにょ」
「おまえ、大変なこと忘れてるにゅ」
「何だにょ」
「平田先生が宮殿に入ったまま目からビームでぶっこわしたにゅ」
「にょにょ〜」
「おねえちゃんうかつものぴょ」
「平田先生が死んで帰れなくなったらでじこのせいみゃ!」
「おまえ、死刑にゅ」