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デジキャラット・シンフォニー 2

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「平田道明先生がおまえを学者にしないで政治家にしたのはなぜだったか分かるか?
おまえには才能がありすぎたからだ。先生はこう言っておられた
『私は歴史学者としてずいぶんと高名にはなったが、またお国のためにもつくしてきた。久弥、あれは才能がありすぎる。親の仕事を子がそのまま継ぐことはない。久弥は才能があるのだから何か他の仕事を考えてみるがいい・・・』
おまえが都議選に出るとき、先生は言っていたはずだぞ。『久弥、都議選に出るってな、政治家がおまえに向いているかも知れん、久弥、おまえがやってみい、やるがいいぞ!』
もし負けてなにもかもなくしたところで平田先生は何も言わん、だが負けたままでくすぶっているのは平田先生はお許しにならんだろう。原口が都知事になったらどういう世の中になるか、お前なら分かるだろう。」
「久弥さん、平田先生の息子なら選挙に出て戦うにょ!」
久弥はゆっくりと立ち上がった。
「知行合一か・・・。やはり私が出て、もう一度政治家になって東京を変えるしかない。このままでは東京は終わってしまうんだ!」
おおっと歓声が沸いた。
「渡辺さんは党本部に受諾した旨伝えてください、私は明日にでもゲーマーズの社長に会って町田店の店長職を辞する」
「久弥さん、政治家に戻るのかにょ!」
「ただし、条件がある」
「何だにょ?」
「でじこちゃんだけは選挙期間中私と一緒に行動してもらう!デジキャラット星みやげに平田久弥の戦いぶりをよく見ておくが良い!」
「わかったにょ!久弥さんが政治家に戻るなら手伝うにょ!」

3日後、久弥はみんなを集めた。
「すでに聞いている人もいるだろうが、私は今日限りでゲーマーズ町田店長を辞して東京都知事選挙に出馬することにした。なお、社長は可能な限り私の選挙戦をゲーマーズ全店を挙げて支援してくださるそうだ」
みんなからいろいろな声が漏れた。
「そこでアキハバラ店から応援に来ているでじこちゃんについては選挙期間中は私と一緒に選挙戦を戦ってもらう!ぷちこちゃんとうさださんについては戻ってもらおうと思うが・・・」
「冗談じゃないわよ!あたしも選挙戦に参加させてください!」
「ぷちこもやりたいにゅ」
「では、マニフェストを配っていただこうか」
「マニフェストって何だにょ?」
「政治家が投票してくれる人に私が当選したらこれをやると言うことを書き並べたものだよ」