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デジキャラット・シンフォニー 2

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「面白いもんだなあ、相手の悪口言いながら毎日酒盛りをして暮らすとは」

一方、東海道を進んだ渡辺華仁一行は御殿場付近で原口派主力と激しい抗争を繰り広げていた。
「行くぜ、無法松、思い切り暴れろ」
そこには着流しを着た若い男がいた。これぞ今はなき尾崎先生の長男、「無法松守道」こと尾崎守道であった。下関生まれで巌流育ち、口も荒いが手も荒い。
「あんさんたちにうらみはございませんが、死んでもらいます!」
守道に狙われて逃げられたものはいなかった。
猿橋に陣取っていた原口派はすっかり油断してしまい、最低限の兵士に見張りと酒盛りをさせて大部分を御殿場に派遣することにした。
だが、小林と退治していた原口派の幹部榊原はこれに強く反対した。
「いくら攻めてこないから主力を御殿場へまわせなど、油断しきっていますよ」
「しかしだ、このままだと御殿場を突破されてしまう」
「小林は策略家です。頭のいい人物のやることには何かわながある。酒盛りをしているのは散々油断させて挑発した上でこちらを策略に引き込み、伏兵を使って一気に勝負をつける気ですぞ。そうなってからでは遅い、しっかりと固めておく必要があります」
「だまらっしゃい、だからといって御殿場でこのままみすみすと被害を拡大しろと言うのか?」
「ならばお尋ねしますが、もしこちらに兵力が少ないことが例え小林だけにでもばれたらどうする気ですか?」
「ばれたところで、しょせん頭だけの奴には戦はできん」
「最後に勝つのは力ではなく頭脳戦を制したものでございます」
「榊原、おまえいつから臆病になった」
「平田のことだから申し上げているのでございます。小林と渡辺が手を組んだら・・・」
「もうよい、さっさと兵力を御殿場に回せ!足りない分は傭兵でもわら人形でも作るがよいわ!」
御法川は榊原に無理やり兵力を借りた。

13.ミルフィーユ秘書の秘密
でじこたちは小林知事の手引きで長岡市に入り、そこからうさだに東京を目指すよう告げた。
「あーあ、いずれはアイドルになるこのあたしが、何でおっちょこちょいのミルフィーユさんと一緒にならなければならないのかしら」
「しかたありません、くじ引きで決まったことです」
「こうなってくると、久弥さんが生きてたほうがよかったわね」
「そんなことないです。久弥さんのおかげであたしは秘書検定一級取れたんです」