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デジキャラット・シンフォニー 2

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「きさまが下関の「無法松守道」か!おまえのような極道はこの世に必要ない!お父上もこんな極道な息子を残してあの世で泣いているだろう」
「極道はどっちだ!おまえみたいな奴が日本の行く末をめちゃくちゃにして、父上も泣いておられるわ!」
「この場でお父上の元へ送ってやる、ありがたく思え!」
「貴様こそあの世へ送ってやる」
どちらが木刀を抜いたか早いか、やがて切り結ぶとしばらくして御法川が頭から血を流して倒れた。
「御法川、あの世で父上にわびを入れてくるんだな!わしにはもう少し天寿と言うものがあるようだ。天寿のある限りこの地上で暴れまくってからいずれはお前らの所へ行く、そのときは父上囲んでみんなで飲むか・・・待っとれよ・・・」

15.でじことにせでじこ
「ううむ、ついになだれ込んだか」
その時、一人の若者が原口の前に現れた。宝塚歌劇団花組男役トップ、一条きららの弟、一条広隆である。
「これから私はショコラ・デジキャラットなるものを捕らえに取手方面へ行ってまいります」
「うむ、たかが10歳の女の子、そち一人で十分だろう」

取手を通過したぴよこたちは快進撃を続けていた。
亀有まで勢いに任せてやってきたぴよこたちを、街道の両側で広隆たちが待ち受けていた。
「それ!」
広隆は網を持ってぴよこたちをあっという間に捕らえてしまった。
「ショコラ・デジキャラット、もはやこれまでだ!」
「でじこおねえちゃんと間違えてるぴょ」
「ピョコラ様、今はデジキャラットに変装しているのですぞ」
「そうだったぴょ」
「それにしても平田親子が見出した逸材はわずか10歳の女の子とは・・・」
「一条様、大手柄でございます」
「早速処刑して・・・」
すると広隆は言葉をさえぎった。
「いや、こいつらは人質にする。まだ平田美香や平田支持者はいる。今ここで処刑したとしてもかえって平田美香たちの心に火をつけるだけだ。それならこいつらを人質にして平田グループを脅迫したほうが利口というもの。処刑するなら平田一派の幹部を全員捕らえた後でも遅くはなかろう」

まもなく、広隆はぴよこだけ別室に呼び、ゲームをやろうと言い出した。ゲームに勝てば全員解放してやると告げたのだ。
こうして広隆とぴよこのゲーム対決が始まった。ゲームは対戦型クイズゲームだった。
「解けないぴょ〜」
そう叫ぶぴよこの横で広隆が厳しい目をしていた。