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デジキャラット・シンフォニー 3

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「昔は日本のどこの家庭でもありました」
「どこへ行けば手に入るの?」
「日本のどこでも、社務所があり神主がいる神社であれば受けることが出来ます。日本の神社はすべて伊勢神宮に連なるいわば支店です。本店からお札を取り次いでいるのです。正式には各地の神社のお札と一緒に飾ります。年に一度年末に配布されて取り替えますが、特別な事情がある場合は1枚のお札で20年まで飾ることが許されます」
真紅はさらに話を続ける。
「そして、「おかげ年」は神のご意思により世の中を変えるべき時に日本の中央部に伊勢神宮がお札を天から降らせるのです。人々はそれに酔いしれます。人の世に大きな変化が起こる。マスターが最も恐れていたことです」
「つまり、平田先生が予想していた最悪の結果・・・にょ」

深夜、真紅は窓を開けた。するとかばんに乗った3体のドールがやってきた。
「翠星石、蒼星石、雛苺。首尾はどうでした?」
「いっぱいばらまいてきました!」
「そう、あすもよろしくね」
3体のドールはそう言って去っていった。
「せいぜいお札を日本中にばら撒くがいいわ。人間の世界を混乱に陥れる。全てはマスターの遺言のために・・・。必ずでじこさんを政治家にするのが私の使命・・・」
するといきなりドアが開いた。
「な、なんですか?でじこさん。マナー違反ですわよ」
「全て聞いたにょ。全部おまえたちの仕業だったのかにょ!」
「なんのことですか?」
「すべておまえらが悪いにょ!目から・・・」
「無駄ですわよ。私には鏡があります」
「ビームはでじこさまは撃たないにょ」
「なんですって?」
「おまえなんてぷちこの目からビームで十分にょ」
「目からビーム」
真紅は鏡を構えたが、ぷちこの目からビームには無駄だった。
「し、しまった・・・」
「ぷちこの目からビームなら平田一族の鏡では跳ね返せないにょ」
「これでは身動き取れませんわ」
「おまえはしばらくそこで反省してるにょ」

7.ぷちこの裏切り
「へえ〜ぷちこもけっこうやるじゃない」
「ぷちこ、味噌煮込みうどんを好きなだけ食べさせてやるにょ」
「ありがとにゅ」
そこへ真紅が入ってきた。
「おはようございます、みなさん」
でじこは驚いた
「これは一体どういうことにょ?」

昨夜、ぷちこはでじこが去った後、真紅に手を差し伸べた。
「おまえもバカにゅ」