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デジキャラット・シンフォニー 3

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でじこの演説に影響を受けた市民が大阪市内各所で銀行や商店を次々に襲っていた。
「住友もUFJもみんないてまえ!」
御堂筋から発した炎は大阪市内を駆け巡り、でじこたちが到着するころには上本町まで達していた。
火はまもなく梅田にまで達しようという勢いだった。

邦俊はあわててでじこたちを列車に戻すと急いで列車を発車させた。
「ねえ、邦俊さん!どこへ行くのよ!」
でじこやうさだがドアをたたいたが、邦俊は答えなかった。
すると、車内放送が流れた。
「皆様、落ち着いてください」
「これが落ち着いてられるかにょ!」
「あんたが三宮で演説したからこうなったんじゃないの!」
「でじこのせいですかにょ」
「この列車は大阪梅田駅を出まして、河原町行きに変わります」
「河原町ですって?」
美香は急いで先頭車両の外をのぞくと、列車は十三から東に大きくカーブしたのが見えた。
「でじこちゃん、邦俊君は京都へ向かう気よ!」
「京都?」
「一気に名古屋からアキハバラへ行く気にゅ」
「とにかくみんな落ち着いて!ここは京都に行って作戦を考えましょう!」

やがて列車が阪急烏丸駅に着くと、そこにはお迎えが待っていた。
「でじこおねえちゃん、待ってたぴょ」
「おまえかにょ」
「でじこはん、おいでやす」
「にょ!杉本さんにょ!」
でじこは杉本侍従長に案内されて地上に出た。すると牛車が待っていた。
「牛が引く車とは、でじこ様も低く見られたもんだにょ」
「違うぴょ!」
「これは昔の貴族の乗る車だよ」
でじこたちは杉本侍従長の案内で今出川の宮殿に到着した。
この宮殿に来るのはでじこは初めてではない。
王様と初めて会った場所だから、当然でじこも今回も王様に会うだろうと思っていた。
やがて、でじこは宮殿に進んだ。
「また、あの気安い王様だにょ」
やがて、王様は杉本侍従長から一枚の紙を受け取った。それには道明の字で簡単な日本地図と詳細な書き込みの文章が書いてあった。
「これより須磨(平田道明)が奏上した文書を裁可し、各人にそれぞれ領地を与えて取締役に任命し、治所(ちしょ)を定めて国民を治めてもらう」
王様はゆっくりと文書を読み上げた。
「ショコラ・デジキャラット。大阪府取締役に任命する。治所は上本町六丁目」
でじこは上本町に居を定めて大阪を治めろといわれた。
でじこに続き次々と各担当者が決められた。