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デジキャラット・シンフォニー 3

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その音楽に合わせてでじこが平田先生との出会いからの物語を演じた。アキハバラの空襲から始まって上本町の南十字星の物語、久弥の都知事当選とその死、あかりの死と六甲山への埋葬、ラプソドス団の結成などの一連の物語だった。なかでも最後の有楽町に平田先生の南十字星が現れるシーンは人々の涙と感動を誘った。
国連総会では日本支持の決議が賛成多数で可決された。

こうなるとアメリカの旗色が悪くなった。ネーダー大統領はでじこ首相との会談をしないわけにはいかなくなった。
でじこたちはホワイトハウスに向かった、しかしその時だった。突然ホワイトハウスに落雷が起こり、ネーダー大統領はホワイトハウスの門前に来ていたでじこたちの前に投げ出された。
「大統領、しっかり・・・」
「君たちは?」
「日本から来たでじこ首相の一行でございます」
「でじこ首相?それに私はなぜここにいるのだ?」
「まさか、ネーダー大統領は記憶喪失にでもなってしまったのか?」
邦俊たちが手分けしてネーダー大統領を病院まで運んだ。

ネーダー大統領が記憶を取り戻したのは1時間もたってからのことだった。
病室にでじこたちが呼ばれて驚くべき事を聞かされた。
「君たち、よく聞くがいい。私が上院議員だった頃だった。ある夜に黒い羽の女の子が現れて私に権力を物にしませんかといってきた。私は断ったが、するとそのこは私に指輪をはめたのだ。それから私は君たちの前に倒れるまでのことは何も覚えていない」
すると真紅は1枚の絵を差し出した。
「大統領、その女の子とはもしかしてこの子では?」
「お前の知り合いかにょ?」
「ええ、ローゼンメイデン第1ドール・水銀燈ですわ」
「いったい君たちの姉妹は何人いるのだ?」
「全部で7人」
現在でじこに付き従っているのは真紅、雛苺、翠星石、蒼星石、金糸雀、薔薇水晶の6人だった。
「と、いうことは、君たちの最後の姉妹か」
「水銀燈は姉妹の仲でも特別に邪悪な性格、みなさん、すぐに有楽町へ戻りましょう!」

25.有楽町の乙女たち
「いったいその水銀燈とやらの狙いは何なのだ?」
「この地球から平和を奪い取ること、そして私たちの「ローザミスティカ」を奪うことですわ」
「それはいったいどういうものなのだ?」
「私たちの命、とでも申し上げておきましょう。それを奪われると私たちはただの人形になってしまいます」
「それはいかんな」