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デジキャラット・シンフォニー 3

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「ザ・スリーダイヤモンドズ」
「オー!スリーダイヤモンドズ!分かりました」
「もともとこの辺りは「三菱村」と言われ、三菱の土地でした」
「スリーダイヤモンドズ!日本で一番の技術を持つ企業グループですね」
「石油にも強い、だから不思議はないのさ」
「それより、有楽町はまだ火が消えていない!急ぎましょう!」
邦俊は丸ビルの南側から有楽町を目指した。

リリ大使はふところから1冊の本を取り出した。
「The Tale of Genji Arthur Waley・・・」
「守道さん、これは「ウェイリー訳源氏物語」ですよ」
「何?これが源氏物語か?」
「はい、アーサー・ウェイリーによる英訳源氏物語は大変親しまれています」
「私どもフランスの外交官たちは日本に赴任するに際して大統領から必ず読むようにとされる物語です。もっとも私はそれ以前から愛読していましたが」
「そういえばフランスの大統領は大変な日本びいきだと聞いているが」
「私も日本が大好きです。だから、急ぎましょう」

そのころ、でじこたちは有楽町の駅前に集まっていた。
「大変、アキハバラが・・・」
「うさだ、今はアキハバラどころじゃないにょ。この国が滅びるかどうかの瀬戸際なんだにょ!」
でじこはみんなに告げた。
「でじこたちの目的はただ一つ、水銀燈を倒してこの国を守ることだにょ!」
みんなの心が一つになった瞬間だった。
「ここ有楽町は平田先生と久弥さんがでじこたちのために残してくれた南十字星の見える約束の地だにょ。平田先生、久弥さん、そして王様が愛してきた国を守るのはここにいる15名にまかされたにょ。もう一度平田先生に南十字星を出してもらって悪い世の中を終わりにするにょ!平田先生の陽明学が正しいと信じるものはでじこについてくるにょ!」
全員がでじこに付き従った。みんな理由は違うが国を愛する気持ちは同じだった。