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デジキャラット・シンフォニー 4

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でじこたちは早速重工本社ビルの破壊にかかった。
程なくして杉本侍従長と医者3人も品川駅に到着したがすでに遅かった。
「ざまあみろだにょ!」
「遅かったか・・・陛下に何と申し上げたらいいか・・・」
「杉本さん、しっかりしてください」
「少佐、杉本さんをすぐ宮廷病院へ・・・」
でじこたちは調子に乗って品川の全てのビルを破壊しつくしてしまった。

「夢浮橋(杉本侍従長)、目が覚めたか? 」
「陛下・・・申し訳ございません・・・」
「あれだけの騒ぎが起きた以上、もはや私でもとめようが無い。須磨(道明)も蛍(久弥)もこうなると思っていたのだろう。だとすると、大変なことになりますよ」
「陛下、大変なこととは? 」
「蛍(久弥)が書き残した「道の行く末」と言う本には驚くべきことが書いてありました。私は最初読んだだけでは夢物語だと思いましたよ。でも今となってはそのうちの3分の1ほどが実現しています」
「久弥ならある程度わかっていたとしてもおかしくありません」
「この本に書いてあることが全部実現したとしたら、大変なことになりますよ。日本という国が根からひっくり返ってしまいます」
「まさか、それは久弥も平田教授も望んでいないはずでは」
「そうですね。でも歴史というものは恐ろしい学問です。学べば学ぶほど未来というものが見えてきます。この本の最後には恐ろしいことが書いてあります。それは・・・」
杉本侍従長は戦慄のあまり言葉を失ってしまった。

11.東名高速のバリケード
でじこは自分でぶっ壊した重工本社ビルの下で瓦礫の回収に精を出していた。
「お前らも手伝うにょ」
でじこはみんなを集めて瓦礫を回収してはトラックに積み込んでいた。
「あんたこんなにたくさんのトラックどこから集めてきたのよ」
「でじこ様の力ですにょ」
「本当は久弥さんの資金の一部を使ってるにゅ」
ぷちこの言うとおり、このトラックはでじこがMintから受け取った11億4千万円から出したお金で貸切にしたものだった。
「ちょっと、久弥さんのお金でこんなことをして、ただじゃすまないわよ」
「でじこにしてはなかなかまともなお金の使い方ゲマね」
やがて夜もふけた頃、トラックはでじこの指揮で東名高速道路を西へ向かって走り出した。
「ふっふっふっ、今こそ久弥さんの予言をでじこ様が本当にしますにょ・・・」