二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

デジキャラット・シンフォニー 4

INDEX|39ページ/64ページ|

次のページ前のページ
 

ちとせは紫色の包みを開くと手紙を取り出した。
「これなんだにょ?」
包みには王様の命令書と杉本侍従長からの手紙があった。
内容はでじこに愛知共和国の杉浦大統領を説得してこいと王様から命令が下ったと言う内容だった。
「でじこさん、私と一緒に名古屋へ行きましょう!」

翌日、中部国際空港は騒然となった。いきなり小型機が現れて滑走路に強行着陸したからだった。
「さっさと杉浦さんに会わせるにょ!」
だが係官は子供のいうことと言って相手にしなかった。
怒ったでじこは目からビームを発射した。
係官たちは恐れをなして大慌てで空港長の元へと向かった。
「なに?、子供が杉浦さんに会わせろだと?」
「はい、武器を持って空港内に現れました」
「それで被害は?」
「係官が数名負傷・・・」
「よし!とりあえず機動隊を出動させろ!」
「空港長、いちおう杉浦さんにも連絡入れといたほうが・・・」
「そうだな、すぐ連絡を入れろ」

名古屋市東区、ここに杉浦大統領の官邸があった。
「杉浦さん、えらいこっちゃ!」
「何かあったんか?」
「中部国際空港にいきなり武器を持った女の子が来て杉浦さんに会わせろ言うとりますがね」
「は?武器を持った女の子?」
「係官が数名やられとりますがね・・・」
「それでどうしたん?」
「一応機動隊が周りを取り囲んでいますわ。ほんでもどうにかせんとあかんのじゃないですか?」
「わけわからんなあ」
「そんで、空港長がメールで送ってきたのがこの写真だで」
写真を見たとたん、杉浦大統領の顔色が変わった。
「おい、武器を持っとるいうのはこの子やないのか?」
「詳しくは分からんけど、たぶんそうじゃないか・・」
「たーけ!すぐ空港長に電話したれ!」
杉浦大統領はすぐ空港長を呼び出した。
「おい、お前ら機動隊で女の子を取りかこんどるのじゃないか?」
「はい、何しろ手の出しようがないので・・・」
「たーけ!わしゃお前から送ってもらった写真見たぞ。白い服着とんのはただの女の子とちゃう。どえらい子じゃ!」
「え?」
「その子はな、ショコラ・デジキャラットと言うて東大の平田先生の最後にして最高のお弟子さんやないか!」
「なんですって?あの東大教授の弟子?」