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デジキャラット・シンフォニー 4

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「そういえばそうだな、いったい何が・・・」
「とにかく機動隊の諸君は各持ち場を一斉に点検し、けが人がいたら速やかに運び出して治療に当たること」
邦俊は機動隊からメガホンを借りて乗客の誘導に当たった。
「乗客の皆様、先の方から順番にあわてず落ち着いてバスにご乗車ください。なお、現在名鉄常滑線は不通となっております。代行バスがございますので順番にご乗車ください・・・」
そのうち声がかれてきたのでメガホンを他の人に代わってもらい邦俊は少し休むことにした。
この時なぜか邦俊はスターバックスへ行った。
「おい、おまえがコーヒーを飲むのかよ?」
「なんか紅茶を飲む気分にならなくて」
そこへでじことぷちこがやってきた。
「正也さん、世の無常って何だにょ?」
「なかなか難しいことを聞くな。親父殿が教えたのか。よろしい、この世の中はな、「諸行無常」と申してな、この世にある全てのものは同じ形をそのままとどめることは決してありえない。全てのものが時と共に移ろい変わっていく。生あるものは必ず死に、形あるものは必ず打ち砕かれる。たとえ地球や太陽といえどもその運命を免れることはできない」
「ではこれも諸行無常ですかにょ?」
でじこは二人の前に小型テレビを差し出した。
画面を見るなり二人は固まってしまった。
テレビでは韓国軍が福岡や北九州市を空爆している様子が写っていた。
正也は邦俊を締め上げた。
「おまえがコーヒー飲もうというからこんなことになったんだ!」
「落ち着け!いったい何がなんだか訳が分からん」
そこへちとせがやってきた。
「邦俊さん、先ほどの地震の原因が分かりました」
「なんだと?」
「先ほど臨時ニュースが流れました。先ほどの地震は済州島で核実験を行ったことに伴うものという報道が・・」
「韓国では戦争でもやる気か?」
次の瞬間、正也の顔色が変わった。
「おい邦俊、これは小倉城ではないか?」
「あっ!本当だ!じいさん(道明)が愛した城が、松本清張記念館が・・・」
「平田先生の町、門司港レトロもやられたんじゃないか?」
だが門司港レトロと門司の町は無事だった。韓国軍は門司と下関を上陸地点として考えていたからだった。これは門司が良港だったことと日本と韓国との往来はジェット機が出現するまでは下関の港から釜山へ向けた船が主役となっていたためである。