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デジキャラット・シンフォニー 4

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そのため上本町の空には道明の南十字星の旗が翻っていた。また、上本町駅には大きな幅広ののぼりが立てられて、中央に「天照皇太神宮」向かって右側に「大阪天満宮」左側に「三島大明神」と書かれていた。これは韓国軍が三重に迫った時に伊勢神宮の神官たちが近鉄を使って上本町に逃れた神官たちが道明をしのんで作ったものだった。右側の天満宮は歴史学者だった道明にちなんで、左側の三島大明神は道明・久弥親子が祭られている神社であった。
道明が生前「上本町が外国人に蹂躙されることになれば大阪の歴史は終わるだろう。しかし、上本町に南十字星が現れるならば必ず大阪に救いがもたらされる」
この言葉を信じる大阪市民は上本町に集まり、平田先生の南十字星が現れるまではと必死になって抵抗を続けていたのだ。
神戸の六甲山では平田親子の墓でもある「六甲平田神社」でも集会が始まっていた。
率いていたのは美香である。韓国軍が宝塚大劇場を接収したために公演が中止になってしまったのだ。
ところが美香の演説が終わらないうちに早くも三宮では暴動が始まった。上本町に南十字星が現れたと知るや市民たちが抵抗運動を激化させたのである。

19.レジスタンスの闘士たち
そんな中でもひときわ熱気が高かったのは富士宮市の浅間神社と三島市の三島大社である。どちらも道明には縁の深い神社であった。特に三島大社には道明と久弥が祭られていたので氏子の熱意も高かった。先の戦いではでじこも参拝したので境内にはでじこの記念碑もあった。
ここはかつて王様が帰京する時でじこはゆっくり進む王様を待っていられないと自分だけUFOに乗った、ところがUFOは故障で墜落してしまう。UFOが墜落した場所が三島大社のこの場所であった。後にでじこが上京し戦乱を収めたため町田宮司はUFOの墜落した場所にでじこの記念碑を作ったのである。
そのでじこの記念碑の前に三島大社の町田宮司をはじめ関係者がそろっていた。
「源頼朝公がこの地で挙兵してから800年、今まさにこの世の地獄が起ころうとしています」
「平田先生も源氏の末裔。こんな大事をほって置くわけはないだろう」
1180年、源頼朝が平氏打倒のために挙兵したのがここ三島大社である。道明の曽祖父にあたる大塩平八郎も今川義元の一族が徳川家康に仕えて旗本になった家柄である。
「宮司、一大事にございます」