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デジキャラット・シンフォニー 4

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一方、嵐がおさまった生田神社ではでじこたちは後片付けに追われていた。邦俊たちは神社を取り囲んだ軍隊まで無理やり使っていた。
すると、西宮で秀彦たちがおわれているという知らせが届いた。これはでじこたちには吉報だが設備が全てやられた軍隊にとっては凶報となった。
すると三宮の北側からまた一団が現れた。三島大社の町田宮司率いる一団である。
「でじこさん、みなさん、よくがんばりましたなあ」
これででじこの率いる軍団は600名を超えた。相手の数は不明だが台風でやられた軍隊にそれほどの力はなかった。

秀彦は衝突を避けて山沿いに進む道を選んだ。隊列は御影を通り阪急六甲駅前に迫った。
「総大将のお出ましかにょ?」
「きさま・・・」
「平田先生の弟子、ショコラ・デジキャラットにょ」
「やっと会えたな、三宮へいく手間が省けた」
「おまえこそ平田先生の天罰を受けるがいいにょ」
でじこがそういうと邦俊は用意していたスイッチを入れた。するとあらかじめ仕掛けてあったダイナマイトが爆発した。
「確かにこれは油断できない相手だ。兄上は相手を見くびりすぎていた」
秀彦はでじこに対して一斉に砲撃を仕掛けた
「なんと非人道的なやつですにょ」
「こんな男に人道など無意味ですわ」
Mintはなぎなたを持ち秀彦に襲い掛かろうとした。
「危ない」
Mintの体は吹き飛ばされてミルフィーユ秘書に折り重なって倒れた。
「なんてことをするんですか」
今度は正也が襲い掛かった。次いで邦俊も加勢した。
「おまえらもあの山で眠るがいい」
六甲駅はその名の通り平田親子が眠る六甲山の最寄り駅でもある。
正也が疲れて武器を繰り出す速度が遅くなった。すかさずぴよこが「投扇興」の扇を取り出し秀彦に向かって投げた。だが秀彦はその2本の扇をものの見事に打ち返してしまった。
秀彦は隙を見るとでじこに襲い掛かってきた。するとでじこの前に杉本侍従長が立ちふさがった。
「この老いぼれが・・・」
「私は陛下からでじこさんを守るようおおせつかっている、陛下の命令に背くものは誰であろうと容赦はせん!」
「おのれ・・・」
「お父上!」
「杉本さん!」
すかさずぴよこと正也は後ろから秀彦に飛びつこうとしたがかわされてしまった。
そこへでじこが「目からビーム」を食らわせた。
「ははは、いいぞ、でじこちゃん」