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デジキャラット・シンフォニー 4

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秀彦は一旦はひるんだがまたすぐにでじこに突進してきた。
でじこも「目からビーム」の連続攻撃だった。するとそこに飛行機の爆音が聞こえてきた。
「ちとせちゃんです」
ミルフィーユ秘書の妹で空自パイロットのちとせが戦闘機に乗ってやってきた。
ちとせの乗った戦闘機は自由自在に飛び回り秀彦の部下たちを片付けていった。
「さすがは空自パイロット」
「でもちとせちゃんは神戸にきたことないはずです」
「それにしては地理を知り尽くしているようにうまいな」
それには訳があった。ちとせが外を見ると赤い棒を持った大柄の女性が棒を左右に振っていた。それは宝塚の平田美香だった。
「なるほどな、美香さんがいるなら・・・」
「さすがは宝塚の女優、ダンスもさることながら大柄だから地上から目立つわけだ」
これには秀彦もさすがにたまらず逃げようとしたが、行く手を「青のゴズロリ嬢」が立ちふさがった。
「原口秀彦!これまでですわ!」
「きさま、何者だ?」
「平田久弥の長女、平田文子」
「なに、するとおまえが総大将か?」
本当の総大将はでじこだったが、秀彦は勘違いをした。
Mintはなぎなたを手に取ると秀彦に襲い掛かった。
「そんな腕でわしが倒せるか」
「Mintさんが危ないにょ」
「まかせるにゅ」
ぷちこはすかさず「目からびーむ」を秀彦に浴びせた。
秀彦はたちまち足を取られてしまった。次いででじこの目からビームが秀彦に当たった。しかし秀彦はしぶとく立ち上がった。
「ここはわしの出番じゃな」
錫杖を振りまわした今村禅師は秀彦につきを食らわした。だが部下数名が今村禅師をとりかこんだ。そのときだった。今村禅師が叫んだ。
「お主らはわしの供じゃ」
今村禅師の体から閃光が発せられると辺りもろとも吹き飛んだ。これにはでじこたちも呆然とするしかなかった。
あまりのことに秀彦は腰が抜けてしまい地面を這うように逃げるしぐさをした。
これを見たMintは叫んだ。
「成敗!」
Mintのなぎなたは一瞬にして秀彦の体をとらえた。秀彦は深い傷を負いその場に倒れ、次いで秀彦の首はMintの手によって打ち落とされた。

21.神戸の空
Mintはそのまま秀彦の首を六甲山に持ち込み、でじこたちと共に六甲山にある「六甲平田神社」に詣でた。
「お父様、この通りこの国を荒らした国賊は文子が退治しました。ほんの少しだけほめてくださいませ」