二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

SUNRISE CITY

INDEX|3ページ/4ページ|

次のページ前のページ
 


「毎年、この時期は総理が大忙しでお寂しいでしょう。塔子様」
「そんな事ないよ! スミスやまいちゃん達が一緒に居てくれるし、あたしももうそんな歳じゃないもん」
「ふふ、そうですか。塔子様もご立派になられましたね」
「塔子様、先ほど連絡がありまして元日は総理もご自宅でお過ごしになれるそうですよ」
「本当!? やったあ!」


「あ、もしもしダーリン? ハッピーニューイヤー! 今年こそウチとスイートな家庭を築こうなぁ~」
「リカ、中学生は結婚出来へんねんで……」
「こっちで見れる日の出もめっちゃキレイやけど、やっぱダーリンおらんと寂しいわぁ。来年はウチと見てなー」
「リカ聞いてへんなあ」


「なんで、いつものユニフォームだけで日の出見なきゃなんねーんだよ!! 見るなら普通に厚着すればいいだろー!!」
「これも修行の一つ……」
「木暮は結局禊をしなかったのだから、それくらいは我慢しろ」
「みそぎって、真冬に滝に打たれに行くなんて阿呆のする事だっつーの!」
「一年の締めくくりの日に一年間溜まった邪気を払い、清められた身体でご来光を臨む……これぞ漫遊寺伝統の新年の迎え方じゃ」
「理解できねー……」


「つなみにーにー、豪炎寺のにーにーから日の出の写メ届いたよ!」
「マジかよ。こっちまだ明けてねーのに!」
「沖縄県は日本最西なんだからその分日の出が遅いのも当たり前だろう……少しは頭使え」
「お~音村は2年なのに頭良いな~えらいえらい」
「……そういう綱海は受験受かるといいな」
「うぐっ……」


「もうすぐ日が出るよ、皆」
「う~寒いのに我慢した甲斐があったっぺ!」
「日が出れば暖かくなるよ~」
「それまでかまくらで頑張ろう」
「………今度こそ、本当にさよならだね。アツヤ。
僕はアツヤの居ない新しい年を過ごすから、見守っていてね」


「なあ、今何思ってるか当ててやろうか」
「な、何ですか筑紫さん」
「円堂君と一緒に日の出見たかった、だろ」
「あっ当たりです! どうしてわかったんですか!」
「解りやすい上に素直だよな~立向居は」
「キャプテンまで!?」

作品名:SUNRISE CITY 作家名:アンクウ