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二次創作オールジャンルの短い話のまとめ。(永遠に執筆中)

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采配のゆくえ



『もやもや』豊久と三成

「豊久殿、吉継がどこ行ったか知りませんか」「ふん、私が知っているとでも?」「す、すみません」「謝られたって何も変わりませんが」「え、と拗ねているんですか?」「私が、なんで拗ねるんですか」「なんでもないです!」「考えてから話したらどうですか」


『愚かな私たち』豊久と子三成/パロ

手をいきなり繋げば、不思議そうに首を傾げながらも握り返してきた。ふわふわと揺れる髪の毛を衝動的に撫でてやれば、「とよひさ殿は優しいです」と笑いながら言ってきた。慈しむでもなく、手放せないだけの私が優しいだなんて気が狂っている。


『うるせぇ』高虎と吉継

「きみは本当に餅が好きだね」「悪ぃかよ」「天下の策士である藤堂殿が、無言で餅を食べているなんて笑えるじゃないか」「美味いから仕方ねぇだろ」餅を山盛りにした器を差し出せば、微かに笑んだ大谷殿は盲目とは思えない流暢な動作で口に含んでいた。


『無関心』吉継と三成

「なんで私に構うのかい」「別に俺は病だろうと関係ないからな」「そうか……君はそういう人なんだね」何も見えない私を安心させるかのように三成は私の手を握りしめてきた。病で死にかけた私の冷たい指が、溶けてしまいそうな位に暖かい手の平であった。