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2004年度龍騎短文まとめ

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最後まで幸せにできなかった。
けれど優衣は笑って俺を呼んだ。
これからはずっと二人でいよう。
ずっとずっと。
寂しかったぶん、二人でいよう。誰も傷つけないでいよう。誰にも傷つけられないでいよう。
ずっと二人で絵をかいてすごそう。
昔読んでくれたお話みたいだねと優衣は笑った。
ずっとずっと。
優衣は笑った。

■2004/03/15 (月) 芝浦
本当はすべて嫌いだ。
何もかも嫌いで退屈だ。
片っ端から面白そうなものに手をつけるけど、それは一瞬だけ面白くはあるけど本当はどれもつまらない。
何かをなくしているような探しているような感じは高校くらいまであったけど今はもうない。
なにもない。あなた以外は。
なにもいらない。あなた以外は。
本当はあなただって別に大切じゃないような気もするけど、せめてそれくらいは気のせいならいい。
とてもとても深く愛している反面、今この瞬間に手放して一生かかわらずに生きていきたくもある。
片時も希望を手放したことのないような目、が、かけがえのないものであると感じつつもこの手で潰してやりたいようなひどい憎悪
「あんたを殺してやりたいよ。俺のみゆきちゃん」
彼は少しだけ眉をあげそして笑んだとも言えないくらいかすかに口の端を笑ませた。
俺の言っている意味なんてわからないに違いないと思いつつもそれに救われる自分がいた。
愛しているのは確かだ。
その裏に憎悪があろうが軽蔑があろうがそれはさしたる問題じゃない。

■2004/03/11 (木) 須藤
自分を大切にできない人間が他人を大切にできるだろうか。
できてもできなくてもどうでもいい。
わたしにはどちらも大切にする気など、ない。

■2004/03/03 (水) 56北
欠けていないと満たされないのかもしれない。

■2004/03/03 (水) 芝浦
伸ばすけど届かない。
叫ぶけど聞こえない。
夢でも現実でも同じことだ。

■2004/02/29 (日) 須藤
「そんなことする人間には見えない」んですよ、誰だってね。

■2004/02/29 (日) 手塚
「体に悪いからもう寝ろ」
「え?」
「夜更かしが過ぎるぞ。体を壊す原因にもなる、夜型だなんて言ってないで少し無理をしてでも健康な生活のサイクルを・・・」
「何それ、お説教?」
ふくれっ面で言うところに
「心配しているんだろう」
「え・・・」
答えたら意外そうに黙られた。
「?」
「心配なの? 俺のこと?」
「? ああ」
「へえ・・・・・・」
じゃあ今日はもう寝るよ、と芝浦は素直にパソコンから離れた、甘えるように寄ってくるのでつい気が緩んでその手に触れたら、きょとんと見上げてきた一瞬後にびくりと手を逃がされた。
彼は大切にされることに慣れていない。

■2004/02/29 (日) 芝手(でもあり芝須でもあり)
本当は嫌いだった。
でも本当なんてどこにもないから好きだった。

■2004/02/26 (木) 芝手

相手はどんな人ですか?
「電波」
「子供」
相手の趣味や特技は?
「占い」
「ネット」
相手の長所は?
「マジメ」
「あー・・・」
相手の欠点は?
「頑固」
「我侭」
相手を一言で言うと?
「理解不能」
「理解不能」
本当に好きですか?
「世界で一番」
「心から。」

■2004/02/25 (水) 天国ライダー (塚・芝・須・サト)
「お前は浅倉を倒せると思ったんだがな・・・」
「てゆーかあんだけやっといてあんた自分の味方しか殺してないじゃん」
「ふう、やはり自分以外の人間に期待すべきではないのですね」
「・・・・きみたち、死んだ人間捕まえていきなり失礼かも・・・」

■2004/02/20 (金) 芝手
「みゆきちゃん」
「ん?」
「あんたが変な人でよかった」
「いきなり何だ」
「いやほんと、あんたのよさを分かる人が少なくてよかったって言ってんの、みんなの人気者だったりしたら俺耐えらんないよ」
「・・・・・何だ、いきなり・・・」

■2004/02/19 (木) サノサト
笑ってしまうのはこの期に及んでまだ俺は彼を嫌いではないということ、
会ったらなるべく傷つけないように笑顔で言ってやりたい、俺おたくのこと好きだったよ。
分かってるよ大丈夫、おたくはまだ人を好きになるやり方があんまり分かってなかっただけだよ、あんまりうまく好きって言えなかっただけだよ。
大丈夫怒ってないよだからもっぺん戻っておいで。
何回だって迎えてあげるよあんたはここにいていいんだよ、いくら引っかいてもいいから最後には俺に抱かれてよ。
だからさあ、東條? 
俺が教えたげるから全部教えたげるから俺のこともう一人にしないでよ。

■2004/02/19 (木) 芝浦
すべての感情を君にあげる。
怒りも悲しみも優しさも喜びも綺麗なもの汚いもの全部をあげる。
欲しいとこだけもらって、いらないのは捨てて。
君の欲しいものは全部あげたいし欲しくないものなら持っていたくもない。
俺のすべてを君にあげる。
君だけに全部あげる。

■2004/02/19 (木) 手塚
自分の痛みに目をつぶることができれば一人前だ
一人で生きていきたくなんてないけれど一人で生きてゆくしかない。

■2004/02/18 (水) サノサト
「おたくってさ、いつも一人だけ好きな人作ってるみたいだけどさ、それは人間として見てるの飼い主として見てるの?」
「は?何言ってるのかな、佐野くん」
「ああ、自分じゃ気づいてないんだ」

■2004/02/17 (火) 芝浦
見えるもの触れるもの全て嘘だと思っていた。
子供のころ自分以外の人間は皆、本当はロボットだと思っていた。
「お前にチャンスをやる」
受け取ったのは好奇心からだ。
生きてることをリアルに感じられるような夢が見たかっただけ。
現実がこんなに痛くて辛いなんて思ってなかった、救いなんてどこにもない、
でも下手に奇跡が起こるよは安っぽくなくていいかなんて死の間際でもやっぱり他人事、死ななきゃ直らない? 死んでも直らない?
最後に一つだけわかったのはあれはチャンスなんかじゃなく、道はやっぱり一つしかなかったってこと。

■2004/02/16 (月) 東條
自分の意思はなるべく持たないようにしていた。
自我を持ってしまったら自分は彼の道具ではなくなってしまうから、
そうしたら彼はきっと自分を疎ましく思ってしまうから。
自分が彼を想うのと同じ強さでベクトルで想ってもらっていると信じていた。

■2004/02/16 (月) 手塚
大切だ、と、思ってはいたが口にしたことはなかったように思う。
無理やり言わされることはあったが、彼自身あまりそういうことが好きでないようだったので、それもごくたまにのことだ。
何をためらっていたのだろうと思う。
恥ずかしがることなど何もなかった。
彼の亡骸に触れることもかなわず悲嘆にくれながら呟く愛は悲しいばかり、
もう二度と人など愛するまい。

■2004/02/14 (土) 須藤&ボル
「交渉決裂、ですね」
須藤はため息をついた。
「やりなさい、ボルキャンサー。」
『いいのか? 主人』