world of...-side red- <人物紹介>
よく三人で、あちこち暴れまわっていたんだとか。
*フェリクス・ウカシェヴィチ
“不死鳥(フェニックス)”
自由気ままな執行部の一員。
仕事の中でも、結構好き勝手に行動することが多い。
一見考えてないようで実は策士な一面もある。
相棒のトーリス、エドァルドとライヴィスとは幼馴染み。
トーリスとの間には、他人の干渉を許さない、確かな絆がある。
実は、彼の事を内心とても意識している。
フェリシアーノは良き友人。
*トーリス・ロリナイティス
“無音(サイレント)”
マフィア界とは無縁そうな、優しげな青年。
だが、自分の役割を忠実にこなす仕事人。
自然と場に馴染むことが出来るので、相手組織に潜り込むようなこともやってのける。
相棒・フェリクスには、絶対の信頼をおいている。
情報部のエドァルド、ライヴィスとも昔から親交がある。
密かに、イヴァンの妹・ナターリヤのことが気になるらしいが…。
*ティノ・ヴィナマイネン
情報部で、通信係。
仕事中の本部と執行部のパイプ役になっている。
しかし、銃の扱いにも長ける。
温厚で、基本的に争いを好まないが、マフィア同士の長い戦いに、ここなら決着をつけられるかもしれないと思っている。
相棒のベールヴァルトとは、いつの間にやら恋人同士に。
いつも犬の花たまごを連れている。
*ベールヴァルト・オキセンスシェルナ
寡黙であまり感情を表に出さない人物。
ティノと同じく、情報部の通信係。
心の中では色々考えているのだが、それが上手く表に出ないらしい。
そのため、組織内では少々敬遠されぎみ。
だが、組織の仲間やティノに何かあれば、真っ先に駆けつける熱い面も。
*ヘラクレス・カルプシ
常にマイペースな青年。
いつの間にか寝ていたりするほどだが、やる時はしっかりやる。
相棒であるはずのサディクのことが大嫌い。
しかし、何故か仕事の中での息はピッタリ合ってしまう。
凸凹コンビな二人には、それに似つかわぬ過去があるらしいのだが…。
菊とはなんとなーく仲良くなった。
*サディク・アドナン
テキトーなようで、それに隠された実力は計り知れない男。
実はかなりの年長者であったりする。
相棒のヘラクレスには、ある事件を境に幼いころから色々と世話を焼いていた。
だが、二人はいつも喧嘩ばかりだったようだ。
それでも、サディクが彼と居る理由とは――?
意外にも耀と知り合いだったりする。
*ローデリヒ・エーデルシュタイン
“マスター・ブレイン”
情報部リーダー。
執行部の作戦提案や施設の管理など、ファミリーの頭脳的な部分のほとんどを担う。
もちろん銃の扱いにも長ける。
ルートヴィッヒの親友。ギルベルトとは腐れ縁。
バッシュとは幼馴染みで親友。
エリザのことは、仕事での良き相棒と思っているようだ。
ピーターは、子供だが飲み込みが早く頭もいいので、自分の持てる知識を余すところ無く教えている。
それなりに期待もしている様子。
*エリザベータ・ヘーデルヴァーリ
ローデリヒの良き相棒(懐刀)。
聡明でおしとやかに見えるが、案外好戦的な部分もある。
それは、彼を愛し、守りたいがためであったり。
ピーターのことは、弟のように可愛がっている。
フェリシアーノとは長年の友人。
そして、数少ない女性メンバー同士、マリー・ライナ・ナターリヤとも親交を深めている。
*ピーター・カークランド
「~ですよ」と喋る、幼いながら頭脳明晰な少年。
本来ならこの世界には関わらないはずだったが、兄・アーサーを追いかけて来てしまい、ムリに追い返すことも出来ずに、現在情報部で目下修行中。
ローデリヒとエリザベータのことは、兄や姉のように慕っている。
いつも抱えているノートパソコンには、彼が学んだあらゆる事柄が詰まっている。
*ライナ・ティモシェンコ
“悲哀の心臓殺し(ソロウ・ハートブレイカー)”
ちょっと弱気だが、心優しいイヴァンとナターリヤの姉。
しかし、二人や皆を守るためなら信じられないような力を発揮する。
組織の女性陣とは、積極的に親睦を深めようとしている。
武器はトライデント。
鋼鉄製で重いなんてものじゃないが、何故かライナは軽々と扱う。
組織には二人と同時に入ってきたが、それ以前に戦闘の経験は皆無だったらしい。
*ナターリヤ・アルノフスカヤ
“断罪の黒天使”
大きなリボンが特徴的な、一見すると華麗な少女。
兄と姉のことを第一に考えており、二人が無事なら何をも辞さない。
そのためか、あまり他人と関わろうとはしないが…。
ナイフの使い手。投擲を得意とする。
大小さまざまなものを常に携帯している。
彼女もまた、姉と同じくほとんど戦闘経験はなかったが、数年で見違えるほどに成長したという。
*バッシュ・ツヴィンクリ
凄腕の狙撃手。
イヴァンに次ぐ実力の持ち主。
使命や仕事というのに至極真面目で、そういう話になると融通が利かない面も。
妹のマリーのことは、だいぶ可愛がっている様子。
ローデリヒとは長年の幼馴染みで親友。
真面目な気質のルートヴィッヒとは話が合うようだ。
*マリー・ツヴィンクリ
(リヒテン)
奥ゆかしく物静かな少女。
兄・バッシュと揃いの髪型にするなど、少々ブラコンの節がある。
妹分として、女性陣にもなかなかの人気だ。
そんな表向きとは裏腹に、戦闘時はマシンガンなどの大型銃火器で応戦する。
ひとえに兄や仲間を守りたいが為、彼女は努力しているのだ。
*任 勇沫(イム・ヨンス)
自由奔放で自分の道を突き進む少年。
普段はおちゃらけてばかりだが、仕事ともなれば(彼なりに)真面目になる。
この組織に入った後に、アジアの支部で耀・菊・香・湾と知り合い、半ば強制的に仲間入りした。
青龍刀を武器とする。
長い得物にも関わらず、素早い動きが得意。
*黄 香(ホァン シャン)
(香港)
物静かで何を考えているかよく分からない不思議な人物。
兄弟たちとはよく話すらしいが、自分から他人と関わることは少ない。
組織には、耀と湾と共に来た。
元は同じマフィアに居たそうで、三人は兄弟同然に育ったという。
短刀の二刀流で戦う。
気付けば敵の首が転がってることもあるくらい早業。
*李 紅華(リ ホンファ)
(台湾)
お洒落好きの今時な少女。
気が強くて、たとえ相手が年上だろうが自分の意見ははっきり述べる頼もしい子。
兄弟たちのことは女子の立場からよく面倒をみている。
耀のことは特に慕っているようだ。
華麗な剣技を以って、相手を魅せるように裁いていく。
*エドァルド・フォンヴォック
情報部の若きエース。
ことさらシステム関係については天才的。
相手組織の管理システムをハックしたりもする。
戦略については、ローデリヒに付いてまだまだ勉強中。
ライヴィスやトーリスとは、以前の組織の頃から仲がいい。
作品名:world of...-side red- <人物紹介> 作家名:三ノ宮 倖