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Hiwaily*2 番外編【関東の場合】

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前略 amuさんがデザートの試食に協力してくれることになりました
でもいつも食べてばかりもなんだか悪い気がします









「直人ー、飯できた?」

厨房に、りせはがやってくる。直人は湯がいたうどんを出汁の中入れた。
ホスト達の食事は基本バラバラで。今日はりせはで最後だ。

「どうぞ」

「わ、うまそー」

ぱちんと箸を割り、りせははつるつると食べていく。
と、不意にその箸が止まった。


「あれ?出汁の色薄い」

「あ、すみません。関西風なんですよ」

「直人って、関西の人間なの?」

「はい。俺料理の勉強しに上京したんです」

りせはは感心したように直人をみつめているが、直人の方はどこか遠い目であの時は大変だったなーあははと乾いた笑いをこぼしていた。


「あ、そういや。俺のダチも関西でホストやってるんですよ」

「へぇ、すげぇ」


つるりと最後の面を食べ、りせはは丼を流しに出した。



「ごちそうさま」

「おそまつさまです」

「そういや、何で直人は料理人になったんだ?」

「え?俺ですか……あー」




直人は困ったように笑い、丼を片づけていく。
しばらく水の流れる音だけが厨房を支配していたが、唐突に。


「俺、料理大好きなんです」



直人は明るい声で言った。


「最初は、男が料理なんてって思ったんですけどね。ダチがおいしいって言ってくれて。
で、嬉しくなって。料理で飯が食えればいいなーって思ってたんです」


「一生懸命金ためて、小さい喫茶店開くのが、俺の夢なんです。
この髪も、そのための願掛けみたいなものなんで」



襟足だけ三つ編みにした髪をいじり、彼は笑う。
そうやって、素直に目標を持てる彼をりせはは素敵だと思った。
偽らざる本音を言えない自分とは違うから。



「そっか、店開いたら招待してくれよな!」

「はい!……あ、でも俺この店止められないかもしれない」

「どうして?」

「いや、だって皆美味しいって言ってくれますから。ここ居心地がいいなーって」


その一言は、りせはの心に響いく。
素性を隠しているりせはでも、ここは居心地がいいと思う場所で。
それを、他のホストでもいいけれど、新しく入ってくれた彼が言ってくれることはうれしい事で。

「……なるほど、あんずさんが気に入る訳だ」

「え?」

「言ってくれるじゃねぇか。けどそういうのはオーナーにいいな、喜ぶと思うぜ」



立ち去ろうとするりせはは、不意に動きをとめた。



「今度の新作のお菓子、amuじゃなくて俺に食わせてくれよな!」

「あ、はい!!」


暫くして、新作のお菓子について話し合うりせはと直人の姿がありましたとさ。







直人、りせはと打ち解け夢を語る。の巻。