短いのまとめ
迷子な帝人くんで臨帝/
竜ヶ峰帝人というこは、すぐに迷子になる。方向感覚が狂っているとか、偶にある女性特有の地図を逆さまにするとかの脳の問題とは別で、唐突に訪れる好奇心に手を引かれるままにして居ると思っていた位置を離れ、目を離した合間に何処かへと距離を作って行く。時に世から世を越えて、携帯の電波が届かない区域にまで足を運び迷路に進んで迷い込む。
ちょっと、電波が通じない処まで迷い込むのやめてよね。引っ張り出すの大変なんだけど。
そう言いながら小柄な肩についた異次元のものを払う。その上にある表情は覗いてきた紙一重隣にある世の報告をしたそうにわくわくしている。
何度でも繰り返すなあと思う。だが行き着いた処から必ず帰ってくる意志の拠り所となっている点に関して、特筆して異論はない。
変なものを拾って来ないようにといつもの言い聞かせで説教を止めた。甘い扱いに帝人くんはすっかり甘えている様子で、もうここまで来たならばきっと骨抜きにしてしまった方がいいのだろう。
竜ヶ峰帝人というこは、すぐに迷子になる。方向感覚が狂っているとか、偶にある女性特有の地図を逆さまにするとかの脳の問題とは別で、唐突に訪れる好奇心に手を引かれるままにして居ると思っていた位置を離れ、目を離した合間に何処かへと距離を作って行く。時に世から世を越えて、携帯の電波が届かない区域にまで足を運び迷路に進んで迷い込む。
ちょっと、電波が通じない処まで迷い込むのやめてよね。引っ張り出すの大変なんだけど。
そう言いながら小柄な肩についた異次元のものを払う。その上にある表情は覗いてきた紙一重隣にある世の報告をしたそうにわくわくしている。
何度でも繰り返すなあと思う。だが行き着いた処から必ず帰ってくる意志の拠り所となっている点に関して、特筆して異論はない。
変なものを拾って来ないようにといつもの言い聞かせで説教を止めた。甘い扱いに帝人くんはすっかり甘えている様子で、もうここまで来たならばきっと骨抜きにしてしまった方がいいのだろう。