短いのまとめ
静帝。紡ぐ赤の蛇足。軽めですが少しご注意をば/
まだるっこしく浪漫あるものを望むことよりも、早急さを尊重すべきだとしか考えられなかった。
不意を打った、酸素を根こそぎ奪うようにした長い口付けの所為か、口端から互いのものが混じりながら零れた唾液が喉を伝う。その様を見て、白い首、頼りない鎖骨、鼓動の伝わる胸へと舌を這わせていけばか細い身体が震える。感情の高ぶりのままに吸い付いて残した濃い鬱血に、ほんの少しの嗜虐心と独占欲が湧く。もう手放せない。
「悪かった。でも、…セフレでもいい、今までのように偶には会ってくれないか」
若干擦れた声で返信が返る。
「短く結び直したいくらいですよ」
甘いと分かった唇を再び貪る。
どうして両想いだとは考えないのかなとぼやく、腕の中に囲った存在がただただ愛おしかった。
まだるっこしく浪漫あるものを望むことよりも、早急さを尊重すべきだとしか考えられなかった。
不意を打った、酸素を根こそぎ奪うようにした長い口付けの所為か、口端から互いのものが混じりながら零れた唾液が喉を伝う。その様を見て、白い首、頼りない鎖骨、鼓動の伝わる胸へと舌を這わせていけばか細い身体が震える。感情の高ぶりのままに吸い付いて残した濃い鬱血に、ほんの少しの嗜虐心と独占欲が湧く。もう手放せない。
「悪かった。でも、…セフレでもいい、今までのように偶には会ってくれないか」
若干擦れた声で返信が返る。
「短く結び直したいくらいですよ」
甘いと分かった唇を再び貪る。
どうして両想いだとは考えないのかなとぼやく、腕の中に囲った存在がただただ愛おしかった。