meet again
緊張感のない、多分少年の声だ。この小屋のドアに鍵は付いていないので、何も言わずに開けることも出来るだろう。それなのにわざわざ声をかけたのは、敵意がないのか、それとも……?
「どうぞ」
あくまでも警戒しながら、ドアが開くのを待つ。相手によってはここで三人ともDEAD ENDだ。
念を覚えたての私たちでは、悪意ある念能力者に出会ったらひとたまりもない。そういった気配は感じないけれど、絶で隠している可能性もある。
大きく軋みながら、扉が開いた。その向こう側にいたのは。
「ゴン!?」
この世界で一番接したくない主人公だったアッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノヤッチマッタゼ!
おもいきり死亡フラグが立ってしまったような、そんな気が、した。
作品名:meet again 作家名:皆戸 海砂