Let Love and Friendship Reign
「Claddagh Ring(クラダーリング・クラダリング)」
起源は諸説あるが、500年以上昔からアイルランド共和国で親しまれている指輪だ。
名前の由来は、アイルランド共和国西部の港町「ゴールウェイ」の西にある、人口3,000人程の小さな漁村クラダ村の人々が好んでつけていた事からだと言われている。
クラダーリングに使われているモチーフには、それぞれ意味がある。
ハートは「愛」、王冠は「忠誠」、手は「博愛・友情」を表しているとされている。
それと、「Let Love and Friendship Reign(愛と友情に支配させよ)」という言葉は、この指輪をする者は愛と友情とおかねの幸せが得られるとされ、それが今でも語り継がれている。
その昔は、花嫁が嫁入りの際、母から送られる品の一つなっていた時代もあったそうだ。
また、クラダーリングには、指輪の着ける向きや嵌める指よって、込められた意味が異なる。
それらには諸説あるが、良く知られているのはこの3つだ。
①右手の薬指に逆さまで嵌めていると、『恋人募集中』を意味している。
②左手の薬指に逆さまで嵌めていると、『婚約中』を意味している。
③左手の薬指に正方向で嵌めていると、『恋人がいる』か『既婚者』を意味している。
但し、正方向とは、指輪を嵌めている人から見て、ハートが手前で王冠が外側にある状態を指している。
因みに、クラダーリングはアイルランド共和国政府によって、世界各国で商標登録さており、アイルランド製のクラダーリングしか本物の「クラダーリング」とは言えないのである。
作品名:Let Love and Friendship Reign 作家名:桜飴♪