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二年後設定銀桂短編集

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俺の


深夜。
かまっ娘倶楽部の華やかなネオンサインがようやく消され、しばらくして桂は店を出た。
かぶき町を歩く。
まだ営業している店がいくつもあって、明るい。
けれども、歩き続けるうちに住宅街に差しかかり、あたりは暗くになる。
ほとんどの家の灯りは消えている。
灯りといえば、ところどころに立つ外灯ぐらいだ。
静かな夜道を桂は進む。
やがて、潜伏先として借りている一軒家が見えてきた。
灯りがついている。
おや、と思う。
夜遅くなるので店から先に帰したエリザベスはもう寝ているだろうと予想していた。
まだ起きているのか。
それとも。
桂の脳裏を、よく知った面影がよぎった。
口元がわずかにほころぶ。
しかし、すぐに引き締めて、歩く。
家の近くまで来た。
門を通りすぎて、玄関の戸のまえに立つ。
鍵を取り出し、戸を開けた。
家の中に入る。
少しほっとした。
それから、戸締まりをした。
廊下を歩き、居間に行く。
居間には灯りがついている。
障子は開け放たれていて、部屋にだれかいるのが見えた。
畳にあぐらをかいている後ろ姿だ。
銀色の癖毛が肩にかかっている。
やっぱり、と思った。
部屋に足を踏み入れる。
「来てたのか」
「ああ」
銀時が振り返り、返事をした。
この家の鍵を持っているのは、大家と自分とエリザベスと、そして銀時だ。
銀時とエリザベスはあまり仲が良くないので、おそらく銀時は合鍵を使って家に入ったのだろう。
作品名:二年後設定銀桂短編集 作家名:hujio