二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

それすらも、愛しき日々。

INDEX|4ページ/7ページ|

次のページ前のページ
 

 うんうん。先輩なら当然だよなー。こんな人をフリーでほっとかないよ、普通。
 思い返せば、寝不足そうにふらふらしてたり、腰に力が入ってなかったり、そういうことあったもんな。どうして今まで俺は気づかなかったんだ……。
 ますます尊敬してしまった。
 きっとキスとかもめちゃめちゃ上手いんですね。もう女の子はメロメロのクラクラ。「帰したくない…」なんてぎゅっと抱き寄せれば、女の子は戸惑いながらもそっと寄りかかってきて、2人は優しく抱き合う!そして体を離して、恥ずかしいから目を合わせないようにしてもっかいキス…
 って、不埒な妄想をしてる間に三上先輩が行ってしまったぁ!!
 ぐッ…
 挨拶するタイミングさえ逃してしまったではないか。禁欲しよう……。
 深く反省しながら大型洗濯機の前に腰を下ろす。
 気を取り直して。
 あぁ。
 これから三上先輩が使ったこの洗濯機で、俺の服がぐるぐるされるんだなぁ。
 ……ちょっと変態っぽいけど、ベッカムが着たシャツなら誰でも欲しがるはずだ。それと同じようなもんだと思ってほしい。
 うきうきしながらガコっと扉を開けると
 中に服が残っていた。
 三上先輩の洗濯物!!
 けっこうオッチョコチョイな人だったらしい。そういうところもまたいいなぁと思いつつ、奥の方にあるそれらを取り出す。
 シャツ1枚。靴下一足。
 ……なんかこのシャツ……やけにでかくないか……?
 これは三上先輩のというより、むしろ…
 キャプテンの!?
 キャプテンの服を洗った洗濯機で、俺の服がぐるぐるされるの!?
 おげーっ。
 失礼とは知りつつも逆らえない生理的な感情なので、許してください。キャプテン。
 あ。こっちの靴下はでかくないから三上先輩のか。
 それにしても、三上先輩がキャプテンの分まで一緒に洗濯したなんて驚きだぞ。
 何となくそのシャツのしわが気になって、はたはたと振りながら頭を悩ませる。
 ふと気がつくと、洗濯機の奥にさらに白いものが残っていた。
 むむむ…。けっこう見落とすもんだな。
 手を突っ込んで取り出して
 取り落とした。
 ………………………………ッパ…………
 パ………パ………パパパパパパ………っ!
 パ……ンツ……パンツ………パンツ…ッ!!
 あぁ、こんな連発すると俺が本当に変体みたいじゃないか!でもパンツ!パンツだよ!!