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雲月 ルカ
雲月 ルカ
novelistID. 17043
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迷惑な感情

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4つ目 いつも見てます。



 折原臨也の私室にはパソコンが何台もある。
 そのうちの2台はある事専用になっていた。
 それは折原臨也にとっては日常であり、彼以外の人間にとっては非日常である___

* * *

 チャットルーム

田中太郎 〔前から好きでよく選んでいたんですが、最近見かける事が多くなって食べる回数が多くなっちゃいます〕
セットン 〔わかりますwwやっぱり見かけると食べたくなっちゃいますもんね〕

甘楽さんが入室されました。

甘楽 〔こんばんわー☆皆のアイドル甘楽ちゃんでっす!〕
田中太郎〔こんばんわ〕
セットン 〔ばんわー〕
甘楽 〔今ログ見ました!最近イチゴ味見ますもんね!皆さん期間限定とか弱い方なんですか?〕
田中太郎 〔僕は結構弱いほうなんですが、イチゴ味が基本的に大好きなんですよ〕
セットン 〔ww私は食べ物ではないけど、期間限定には多少弱いかもです〕
甘楽 〔イチゴ味好きなんですね!期間限定って言葉は日本人は特に弱いみたいですよ~!今度イチゴの限定品巡りのデートでもやっちゃいます?きゃッ☆お誘いなんて甘楽大・胆v〕
田中太郎 〔wwww〕
セットン 〔wwww〕
甘楽 〔なんですか?!なんですか?!二人して笑なんて甘楽すねちゃいますよ!!ぷんッ!ぷんッ☆〕
セットン 〔冗談はおいといて限定品巡りとかは楽しそうですね〕
田中太郎 〔そうですね!〕
甘楽 〔甘楽ちゃんの拗ねモードは無視ですか?!!....っと急用ができちゃったので、今日はもう失礼しちゃいますね☆〕
田中太郎 〔お疲れ様です。僕もそろそろお風呂に入るので失礼します〕

甘楽さんが退室しました。

田中太郎さんが退室しました。

セットン 〔二人ともお疲れさまです_____って間に合わなかったですね。私も失礼します〕

セットンさんが退室しました。

チャットルームには誰もいません。
チャットルームには誰もいません。
チャットルームには誰もいません。


* * *

「はぁ、間に合ってよかった!まさかチャットしながらお風呂入る準備をしてるとは思わなかったなぁ」

 帰って早々チャットを初めたはいいが、帝人ちゃん専用の隠しカメラを映し出しているパソコンで、お風呂の支度をしている姿をとらえて早々にチャットを終了させた。

(録画の準備間に合わないかと思っちゃったよ)

「お風呂の録画もしてるし、帝人ちゃんがイチゴ好きだって事もわかったから、今日は大収穫だなぁ~」

 帝人ちゃんとイチゴ巡りの計画たてなきゃと考えつつ、笑みがとまらない。
 帝人ちゃんの部屋を盗聴と盗撮して、帝人ちゃんの1分1秒でも、すべてを知りたいと思いつつも、現実はなかなかそうはいかない。
 仕事等でなかなか帝人ちゃんのお風呂タイムにぶつからなかったから、今日は本当についている!

「しばらく、この服を脱いでる帝人ちゃんを待ちうけにしよっと」








あなたの全てを知りたいから、いつもあなたを見てます_______

作品名:迷惑な感情 作家名:雲月 ルカ