センセイ。
俺はアーサーの白い首筋を噛んだ。
「あッ…っ」
彼の呼吸が髪にかかった。
「やめろっジョーンズ!」
アーサーが抵抗したが、空しい。そんなことをしても、かわいいだけだ。
「じ、ジョーンズ!!このっ・・・糞ガキっ!」
まったく、これじゃあ雰囲気も糞もない。
俺はアーサーの目を見た。
「ジョーンズ、お前、この、糞ガキ、」
かわいい。
息切れしているんだ。
そういうのを見ると、いじめたくなる。もっと。
アーサーの首筋には鬱血の跡があった。俺の跡だ。
「アーサー、やっぱり経験ないみたいだね。こんなんで息切れして。」
「なっそんなわけないだろ!」
「へぇー?」
するり、と俺は右足を彼の足の間に入れて、太ももを彼のソレにあてがった。
左手を腰にまわし、右手で彼の頬を包む。
「キス、するけど。経験少ないみたいだから無理しなくていいよ。」