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今宵呼び鈴は鳴らず

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風流も色気もへったくれもなく食欲に流される毎日を過ごしている中、偶に自炊しては量の具合を上手く測れず妙に仲が良くなった隣人とお裾分けっこする日がチャイムが鳴ればある毎日を送るようになる。
少しだけ自炊歴が多い自分と、ネットに詳しいのでレシピを拾ってくる自炊素人では釣り合いが取れている。
だがしかし、本日から暫くの期間竜ヶ峰の職の都合で出張をすると、子犬であったら尾を垂れていそうな寂しげな雰囲気で告げられる。寂しさを向けられることだけに着目して、嬉しいと思うのは相手の沈み方に失礼になるだろうか。相変わらず一人で居ることが多いので、この感情の名前が詳しくは分からない。

コンビニの新作、というよか新しいものに目がない隣人へと食べ過ぎに気を付けてと言い渡して見送った。吹き始めも木枯らしはどこか過分に冷たい。
作品名:今宵呼び鈴は鳴らず 作家名:じゃく