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生徒会の一存パロ 2

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帝人「仕方ないなぁ。じゃあ次回からは≪ころまさ≫だけにするね」
正臣「可愛く略したっ!≪紀田正臣の『殺すなら俺を殺せ!』≫のクセに!」
帝人「それではここで一曲聴いていただきましょう」
正臣「エバーグリーンだからか、曲多いな…」

帝人「ウィン○ウズの起動音」

 ♪ 起動音 ♪

正臣「曲短っ!」
帝人「聴いていただきましたのは、ウィンド○ズの起動音でした」
正臣「なぜ聴かせたんだ……」
帝人「む。なんかさっきから僕と正臣しか喋ってない」
新羅「あ、気付かれちゃった」
静雄「とばっちり来ねーように大人しくしてたっつーのに」
臨也「紀田くん、もっと頑張ってよ」
正臣「だから俺にツッコミ全部丸投げしてたのかっ!」
帝人「ほらほら、皆の声がなきゃ盛り上がらないでしょ。もっと『らんらん♪』しようよー」
新羅「らんらん……僕の最も苦手とするジャンルじゃないかな」
静雄「俺も無理だ」
臨也「俺だって無理だよ」
帝人「……この生徒会に、ごく一般的な男子高校生はいないようだね」
正臣「少なくともこいつらに求めるべき要素では無いと思う!」
帝人「よし、コーナー!『普通っぽい会話!』」
正臣「それコーナーって言えんの!?」
帝人「このコーナーは、声優さんのラジオっぽくお送りするコーナーです」
正臣「声優さんじゃないだろう」
帝人「しばらく正臣は黙っててね。じゃ、いくよー。んーと……料理の話〜!」
新羅「………出来ないよ」
静雄「………出来ねーな」
臨也「………出来ないね」
帝人「えぇ?もう、この役員たちはー」
新羅「じゃあ帝人くんは出来るの?」
帝人「三ツ星もらったよ」
臨也「ミシュラン!?」
帝人「さて次。ファッションの話!最近買ったファッションアイテムなんかを」
新羅「メス」
静雄「タバコ」
臨也「携帯」
帝人「…………。いや、まあ、いいけどね。僕もあんまり人のこと言えないし。じゃあ、好きな女性タレントさんとか」
新羅「いないよ」
静雄「いねーな」
臨也「いないね」
帝人「普通の男子高校生っぽい会話する気ないでしょ、君たち」
臨也「そう言われても……」
静雄「素直に答えてるだけだしな」
帝人「分かったよ…。テーマが間違ってたんだね。それじゃあ…うん、これなら大丈夫!勉強の話!まさに高校生!」
新羅「高校で教わることにたいした意味はないよね」
静雄「将来役に立たねーし」
臨也「しなくても十分だよ」
帝人「……あれだね、君たちは早急に退学届を提出すべきだよ」
臨也「そんなに!?」
静雄「横暴だ!」
帝人「さて、それじゃあ次行こうか。何かいいコーナーない?」
臨也「まさかの無計画!」
帝人「あ、分かった。よし、『帝人様の相談室』!」
臨也「それはコーナーって呼べるのかな……」
帝人「ラジオネーム『恋する乙女』さんからのメール」
静雄「すっげぇテンプレートなラジオネームだな。内容もどうせ…」
帝人「『彼が戦争で死んでから、もう一年』」
臨也「重いっ!導入がすでに重いよっ!俺たちに答えられるレベルを、すでに超えてるからっ!」
帝人「『中略。私は、新しい恋に踏み出していいのでしょうか?』」
新羅「すごく端折られているのに、内容は驚くほどハッキリ分かるね」
帝人「よし、ズバッと答えよう」
静雄「ただの高校生にズバッと答えられる問題じゃねーと思うが」
帝人「じゃ、僕から回答。新しい恋に踏み出してよし!許可するよ!」
臨也「わ、許可されたっ!」
新羅「時に、無責任なぐらいの発言のほうが、人の心を救うものだよ……」
静雄「絶対そんな深いもんじゃねーだろ」
帝人「よし、次のメール!」
静雄「あっさりすぎるっ!」
帝人「ラジオネーム『るーちん☆』さんから」
臨也「また軽そうなラジオネームというか…」

帝人「『若くして産んだあの子を手放してから、三年』」

静雄「重ぉぉぉぉぉおおおおおおおい!」
臨也「っていうかこのラジオのリスナー、生徒が主……なんだよね?」
帝人「『中略。私はあの子に会って、いいのでしょうか?』」
新羅「物語がすごくバッサリ切られてるのに、どうして内容はそれなりに伝わってくるんだろう……」
臨也「でも、また、俺たちの答えられるレベルじゃあ…。あ、今回も帝人くんがズバッと……」

帝人「よし、不可!会っちゃ駄目!」

帝人以外『えぇぇぇぇぇぇ!?』
帝人「スッパリ解決!」
静雄「いや、スッパリはスッパリでもそっち方面はさすがに不味いだろ!」
臨也「そーだよっ!可哀想じゃんっ!」
帝人「皆は、会っていいに一票?」
新羅「それ以前に、僕らが気軽に答えていい問題じゃ……」
帝人「うん。だから、ここに相談するぐらい気持ちが揺れてるのに、会っちゃ駄目なんだよ!子供のためにもっ!会うなら、親は毅然としてないと」
新羅「っ!ふ、深いっ!なんか帝人くんが、深いこと言ったよ!」
帝人「って、購買のおばちゃんが言ってた」
静雄「おばちゃんカッケェーーーーーー!」
臨也「大人の女だね、購買のおばちゃん!」
新羅「……完敗だね。購買のおばちゃんには」
正臣「……あのぉ、これ、一体なんのコーナー…」
帝人「正臣は黙ってて!おばちゃんコーナーの邪魔!」
正臣「おばちゃんコーナー!?あれ?元々は高校生っぽい会話を楽しむっていう……」
帝人「皆、次回のおばちゃんコーナーもお楽しみにね!」
静雄「おばちゃんの言葉…また聞きたいぜ」
臨也「俺も、より人間愛を深めるために勉強させてもらうよ」
新羅「おばちゃん……只者じゃないね」
正臣「いや、只者だよ!普通の購買のおばちゃんだと―――」
帝人「正臣うるさい。もう……すっかりおばちゃんコーナー台無しだから、次のコーナー行くよ」
正臣「ええー…。……ま、でも、俺もようやくちゃんと喋れるな」
帝人「あ、臨也と静雄はちょっと耳栓してね。次のコーナーのために」
静雄「すっげぇイヤな予感すんだが……はぁ。仕方ねーな」

帝人「よし、耳栓したね。…じゃあ……『定められた一言』コーナー!」
正臣「なんだその、横にカタカナのルビとかつけたら何かの能力名になりそうなコーナー」
帝人「このコーナーは、戦争コンビが司会となってフリートークする中、指定された二人はあらかじめリスナーが決めた『一言』しか喋っちゃいけないという、斬新なコーナーだよ」
正臣「斬新……なのだろうか」
帝人「というわけで、今日の担当は正臣と新羅!」
正臣「また自由に喋れないのか…」
新羅「まあ、楽といえば楽な役回りだよね。思考の必要ないし」
帝人「そして、今回の一言はー…。正臣が『テンション上がってきたー!』。新羅が『それは秘密』だよ。いいタイミングで言ってね」
正臣「いいけどよ……それ、本当に面白いのか?」
新羅「それは秘密」
正臣「あ、あれ?もう始まってんの?」
新羅「それは秘密」
正臣「………。て、テンション上がってきたー!」
帝人「お、正臣、やる気満々だね!」
正臣「テンション上がってきたー!」
帝人「よし、そんなわけで戦争コンビの耳栓はずすよ」
静雄「?もういいのか?」
臨也「え、状況がよくわかんないんだけど……」
帝人「二人は、正臣と新羅を主導してフリートークしてね。僕はここから黙るから」

静雄「?そんなんでいいのか?」
作品名:生徒会の一存パロ 2 作家名:刻蝶